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「うわ…!!!」















そう言ってAさんは、勢いよく部屋の扉を開ける。そこには自分の部屋に居たはずの蒼汰君がいた。















『健一君が連れ去られた時、あんた見てたでしょ』














蒼「は、そんなの知らねぇし!」














『しらばっくれるな』














蒼「あいつが…あいつが自分で黒い男に着いて行ったんだから自業自得だろ!」



















『どうして、黒い男って知ってるの』



















蒼「っ…それは……」

















『私達は連れ去った犯人が"怪異"とは言ってたけど、"黒い男"だなんて言ってない。だから見てない限り説明はできない』














蒼「うるさい!!どいつもこいつも、健一
健一って!」














『最悪の場合、健一君は死ぬ。

遺体も見つからないまま、殺されるよ』














蒼「っ…!、知らねぇよそんなこと!」













Aさんが、蒼汰君の前にしゃがみこむ。















『甘ったれたこと言ってんじゃねぇよ。

ここでお前があの日の事を詳しく教えてくれるなら健一君はまだ助かる可能性がある。














健一君を殺したいか?』



















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.


















蒼「…殺したいわけないだろっ…」














蒼汰君が、涙混じりに初めて弱気な言葉を発した。













蒼「俺、ずっと後悔してた。
取り返しのつかないぐらい酷い事した。












健一が居なくなる時、見てた」















___でも、動けなかった。














蒼汰君から聞かされた話は、

無意識に眉間に皺が寄るほど、良いものとは言えなかった。













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___その日は、


寝付けが悪くて目を瞑ってみても、真っ暗な世界が広がるだけで深い眠りにつけなかった。













___何時間か経ったあと、
無性にトイレに行きたくなって自分の部屋を出たんだ。

俺と健一の部屋は向かい合う形になっていて、トイレはその廊下の奥にあった。













___トイレを済ませた後、自分の部屋に戻ろうとした。













___でも、何故か行く時には開いてなかった健一の部屋が少し開いてたから不思議に思って、隙間から部屋を覗いたら…居たんだ。















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___健一を覆う、"黒い男"が。

「怪異の存在」→←「別世界」



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設定タグ:SnowMan , ファンタジー   
作品ジャンル:ミステリー
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夏妃(プロフ) - ちょこさん» ちょこ様、初めてのコメントありがとうございます!!私自身も凄く好きなジャンルでお話を書いているので、その期待に応えられるよう頑張って参りますので応援の程、よろしくお願い致します!! (10月3日 20時) (レス) id: 9539340c12 (このIDを非表示/違反報告)
ちょこ(プロフ) - コメント初めてかもしれません。いつも楽しく読ませていただいております!新作おめでとうでとうございます。めちゃくちゃ好きなジャンルの話だ!!と思ってワクワクしております。これからも更新楽しみにしております。 (10月3日 19時) (レス) @page5 id: 921f733669 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:夏妃 | 作成日時:2023年10月3日 18時

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