漆拾弐 ページ32
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官「何故来た」
『官兵衛に伝えなくちゃいけないことがあって来た』
官「お前とは、話す事など無い」
『私はある』
官「ちっ…何だ」
『その前に1つ聞いてもいい？
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なんで口調変わってるの』
官「それは…
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関西の方の言葉やと、ダサいんちゃうかなって思っただけ」
『官兵衛の良さなんだから、
消す必要なんてないと思うけど』
官「うるさいのぉ…好き勝手やらせろや。
で、何の用？
処刑でも止めに来たんか」
『本当は、止めたいよ。
でも、今の幕府が何をするか分かんない。
だから、助けることは出来ない』
官「もし、Aが俺を助けようもんなら殺してたで。
俺は、殺されて当然の人間なんや。
それを邪魔されたくない」
『分かった。官兵衛の意思を尊重する』
官「で、本当は何しに来たんや」
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『官兵衛に、ありがとうって伝えたかった』
官「なんや、今更」
官兵衛が馬鹿にするように鼻で笑う。
『正直、初めて出会った時は官兵衛の事煩わしいって思ってた。』
私の目を見ようともしていなかった官兵衛がこちらを向く。
『でも、初めて私を守る為に震えながら道場の子供達に立ち向かってくれた時、
すごく嬉しかった。
あの時は私に感情なんてものは無かったし、嬉しいなんて分かんなかった。
だけど、今思えば官兵衛の行動がすごく嬉しかったんだと思う。
私の味方がいるんだって思えた。』
官「行動で示さんなん、
味方やって言った意味無いなって思ってただけや」
『返り討ちに遭ってたけどね』
官「それ、言ったらあかん。
なぁ…
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お前を拾った父親、
先生が死んだの俺の仕業って知ってたか？」
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夏妃(プロフ) - さくらさん» さくらさん、コメントありがとうございます!!最後まで愛読して頂き、光栄です^^*泣くほどなんて、嬉しすぎて舞い上がっちゃってます笑まだまだ物語は続いていくので楽しんでお読みください!! (10月3日 19時) (
レス) id: 9539340c12 (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - 可惜夜に君を想う完結おめでとうございます！夏妃さんの作品はとても読みやすいし、夢主と官兵衛の過去や半兵衛の恋、お丸とのやり取りも全てに後半は泣いてしまいましたwまた来世verで見れるのが楽しみです！本当にありがとうございました^ ^ (10月3日 1時) (レス) @page48 id: 8dea0f96de (このIDを非表示/違反報告)
夏妃(プロフ) - さくらさん» さくらさん、コメントありがとうございます^^*官兵衛と夢主の過去編は私自身も書いてて少し辛かったﾃﾞｽ😭これからの展開にも期待してくださると嬉しいです！ (2023年5月3日 21時) (レス) id: 9539340c12 (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - いつも作品を楽しく拝見してます！ 夢小説ですが官兵衛と夢主の過去が悲しくそして儚い感じもして更新される度少しうるうるさせながら見てます笑 これからも頑張ってください応援してます！ (2023年5月3日 20時) (レス) @page4 id: 8dea0f96de (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夏妃 | 作成日時：2023年4月23日 23時
