伍拾漆 ページ17
月が満ちる頃＿
黒い影達が動き出す。
拭っても拭っても消えない
漆黒のインクが1滴ずつ闇夜に落ちていく。
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官｢お前ら、世直しの時間だ｣
以｢本当にやるんだな｣
官｢今更なんだ。怖気付いたのか｣
以｢そんなわけないだろう｣
官｢俺は先に下にいる奴らを引き連れて、
作戦を実行する。半兵衛と以蔵は後で合流しろ。｣
以｢分かった｣
官兵衛が屋敷を後にする。
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以｢半兵衛、お前はどうする｣
刀を見つめる半兵衛に以蔵が問いかける。
半｢何がだ｣
以｢お前はこの世直し。正しいと思うか｣
半｢分からん。
俺は、何が正しくて何が間違っているのか分からなくなってしまった。
だが、人を斬りたいという気持ちは変わらない。本能がそうしたいと唸っている｣
以｢Aが危ない目に遭ったとしてもか｣
半｢あいつをもう巻き込む訳にはいかない。
だから以蔵、お前に頼みがある｣
以｢なんだ｣
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半｢Aを頼む｣
以｢は…？｣
半｢俺はあいつを幸せになど出来ない。あいつの幸せを守るには俺の命だけじゃ足りないだろう｣
以｢お前、本当に半兵衛か｣
半｢あぁ、俺は黒影組
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＿＿半兵衛だ。｣
彼の目付きが変わる。
半兵衛から、黒影組の半兵衛へと＿
以｢半兵衛の頼み、受け取った｣
半｢官兵衛の元に行くぞ｣
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金｢はぁぁあ…もう怖いよぉ……｣
山の夜道を大蔵のところの2人が歩いていく。
銀｢はっ…はっ…はくしょん！！｣
金｢もう、ビックリさせないでよ！！｣
銀｢すいません…｣
金｢それにしてもこんな夜道を出歩くなんて信じられないよ！
あぁ銀さん！！
お願いだからそばにいてね？｣
銀｢なんだ、このいかにも辻斬りに襲われてくださいと言っているようなこのお墓へと続く夜道は！！！｣
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夏妃(プロフ) - さくらさん» さくらさん、コメントありがとうございます!!最後まで愛読して頂き、光栄です^^*泣くほどなんて、嬉しすぎて舞い上がっちゃってます笑まだまだ物語は続いていくので楽しんでお読みください!! (10月3日 19時) (
レス) id: 9539340c12 (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - 可惜夜に君を想う完結おめでとうございます！夏妃さんの作品はとても読みやすいし、夢主と官兵衛の過去や半兵衛の恋、お丸とのやり取りも全てに後半は泣いてしまいましたwまた来世verで見れるのが楽しみです！本当にありがとうございました^ ^ (10月3日 1時) (レス) @page48 id: 8dea0f96de (このIDを非表示/違反報告)
夏妃(プロフ) - さくらさん» さくらさん、コメントありがとうございます^^*官兵衛と夢主の過去編は私自身も書いてて少し辛かったﾃﾞｽ😭これからの展開にも期待してくださると嬉しいです！ (2023年5月3日 21時) (レス) id: 9539340c12 (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - いつも作品を楽しく拝見してます！ 夢小説ですが官兵衛と夢主の過去が悲しくそして儚い感じもして更新される度少しうるうるさせながら見てます笑 これからも頑張ってください応援してます！ (2023年5月3日 20時) (レス) @page4 id: 8dea0f96de (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夏妃 | 作成日時：2023年4月23日 23時
