伍拾壱 ページ11
官「ならば、彼女を殺しても
お前には関係ないと？」
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半「ちっ…」
官兵衛に向けていた刀を下ろす。
官「物分りの良い奴だ」
半「Aには近づくな」
官「男の嫉妬は見苦しいぞ」
半「黙れ…！」
官「そう、イライラするな。
では、お前に幸あらんことを」
そう言って、官兵衛は闇に姿を消した。
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あの後、俺は人を何度も何度も斬って、
今思えば、官兵衛への怒りを
人間共で発散していたのだと思う。
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今宵も人を斬ろうと、
森をさまよっていると、
弱々しい男の声が聞こえた。
「銀さぁあん、どこいったんだよォ！
全く、こんな時に
辻斬りにでも遭遇したら…！！」
あいつは…
大蔵の所の…
ちょうどいい。
半「おい」
金「銀さ、ん…
.
って辻斬りぃぃいいいい！！！！」
半「黙れ…！！！殺されたくなければ、
懐の金、全て出せ」
金「そ、そんなの今持ってないよ！
ね？話聞こ？
金さんまだ死にたくないんだよぉ！！！
誰とも結婚してないし？
このまま孤独に死ぬのは嫌だぁよ！！！」
死ぬ間際で五月蝿い男だ。
早く殺してしまおう。
そう思って、刀を振り下ろす。
金「誰か、助けてぇえぇえええ！！！！」
刀がこいつに触れようとした瞬間、
俺の背後から
何者かが飛び出して、俺の刀を防ぐ。
.
.
そこには、会いたかったようで
会いたくなかったAが姿があった。
金「A…！！」
『早く逃げて』
ほう、自分より友を優先するのか。
あんなに怒った顔のあいつは初めて見る。
.
.
半「お前もそんな顔をするんだな」
少し気が狂いそうだった。
俺は何のためにこいつと戦っているのか。
今、戦っているあいつは
俺に見せたことの無い表情で笑っている。
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夏妃(プロフ) - さくらさん» さくらさん、コメントありがとうございます!!最後まで愛読して頂き、光栄です^^*泣くほどなんて、嬉しすぎて舞い上がっちゃってます笑まだまだ物語は続いていくので楽しんでお読みください!! (10月3日 19時) (
レス) id: 9539340c12 (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - 可惜夜に君を想う完結おめでとうございます！夏妃さんの作品はとても読みやすいし、夢主と官兵衛の過去や半兵衛の恋、お丸とのやり取りも全てに後半は泣いてしまいましたwまた来世verで見れるのが楽しみです！本当にありがとうございました^ ^ (10月3日 1時) (レス) @page48 id: 8dea0f96de (このIDを非表示/違反報告)
夏妃(プロフ) - さくらさん» さくらさん、コメントありがとうございます^^*官兵衛と夢主の過去編は私自身も書いてて少し辛かったﾃﾞｽ😭これからの展開にも期待してくださると嬉しいです！ (2023年5月3日 21時) (レス) id: 9539340c12 (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - いつも作品を楽しく拝見してます！ 夢小説ですが官兵衛と夢主の過去が悲しくそして儚い感じもして更新される度少しうるうるさせながら見てます笑 これからも頑張ってください応援してます！ (2023年5月3日 20時) (レス) @page4 id: 8dea0f96de (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夏妃 | 作成日時：2023年4月23日 23時
