No.8胸騒ぎ ページ8
大輔「遅っせーなーA」
部活も終わり、俺達はいつもAと待ち合わせをしている剣道場前で待っていた
けれど、なかなかAがやってこない
どうしたんだ?
…なんか胸騒ぎがするんだよな
大輔「いつもなら来てていい時間だよなー?携帯も出ないし」
直哉「ああ」
大輔「ちょっと探しに行くか…ったく何やってんだよなー、あいつ。こっちは腹減ってる
っつーのに」
智樹「…そうだな。俺、あっち見てくる」
大輔「じゃあ俺はそっちか。直哉は待ってて。来たら連絡よろしく」
直哉「…わかった」
俺達は別れてAを探し始めた
なぜだか胸がザワザワと音を立てる
何かあったわけじゃねーよな…?
その時、俺の目に見覚えのあるキーホルダーがうつった
それは俺が誕生日にAに上げたものだった
キーホルダーを拾い、辺りを見回すと細い道がある
そこの草が変な方向に曲がっている
…まるで人が争ったあとのような
確かこの先には古い体育館倉庫があったはずだ
A、誰かにあそこに連れて行かれたんじゃ…
もしそうだとしたら…
俺の心は不安でいっぱいになった
智樹(A!!)
俺は体育館倉庫の方へと走り出した
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Mizuho - どうしてこんなに評価が低いの?全然面白いのにな〜。 これからも頑張って下さい! (2015年6月23日 22時) (レス) id: 67cc3aa9ed (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:水無月 | 作成日時:2015年1月31日 23時