No.6危険? ページ6
それから数日がたち、私はいつものように剣道場へと向かっていた。もうあたりはだいぶ暗くなっている
今日は少し早かったかも、もしかしたら智樹先輩のかっこいいところみられるかな
そんなことを思って歩いてると、後ろからヒソヒソと声が聞こえた気がした
なんだろう…剣道場は校舎から離れているので、帰りのこの時間はもう人通りがないはずだよなぁ
少しだけ怖くなり歩く足を早める…と、突然後ろから体を羽交い締めにされた
えっ…
いきなりのことで頭が真っ白になる
何が起こったの
目の前にも男が2人立っていて、取り囲まれている
どうしよう助けを呼ばなきゃ
A「だ、誰か…んんぐんんー」
声を出そうとすると羽交い締めにしている男に口を塞がれた
A「んっん…」
どうしようなんとかバタバタと反抗するが、男は全く動かない
ニヤニヤとした顔で見下ろしてくるばかりだ
男1「おいおい、あんま暴れるなよ、俺たちも別にさぁ、あんたを傷つけたいわけじゃないからさぁ」
そう言うと、そのままの態勢で歩き出した
残りの男もついてきて、どんどん人がいない方へと入っていく
誰か…先輩…心の中でそうつぶやいた私の目にはじわっと涙が浮かんだ
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Mizuho - どうしてこんなに評価が低いの?全然面白いのにな〜。 これからも頑張って下さい! (2015年6月23日 22時) (レス) id: 67cc3aa9ed (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:水無月 | 作成日時:2015年1月31日 23時