あの人に会うために…東大にいきたい！

友達の気持ち ページ35

鶴崎「ええっ！？」

A「！？」

伊沢「ど、どうしたんだよ？」

鶴崎「だ、だって…！伊沢さん、彼女できたの初めてじゃないですか！」

伊沢「お、おい！鶴崎！それは言っちゃ…」

A「そ、そうなんですか！？」

鶴崎「そうですよ！」

う、うれしい！

あ、でも私、ちゃんと確認したくて、拓司の声遮っちゃった

まあ、いっか！

それより…

私が拓司の初めての彼女かぁ〜！！

うれしいなぁ！

拓司が初めて好きになったのが私だったってことだもん♪

伊沢「こーら！恥ずかしいからそんなにニコニコしないでよ…」

私の頭をコツっと軽く拳でたたいてきた

A「いたいな〜！もうー！」

ほんとは痛くないけどね！

伊沢「だ、大丈夫！？ごめん！強かった？」

A「ぷっ！」

伊沢「？？」

A「あはははっ！冗談だよ〜！」

伊沢「冗談かよ！」

A「冗談なのに、慌てちゃって〜！そんなに心配してくれたんだ〜？」

ちょっとからかってみよっと！

すると、

ガシッ！

なに？拓司が私の腕をつかんで…

伊沢「心配するよ！Aは俺の彼女なんだから！」

ドキッ！

A(かっこいい…それに私、拓司に彼女って思われてるんだ！わかってたけど…うれしい！)

伊沢「またなにニヤニヤしてるの〜？」

A「ん〜ん、別に！」

ダンッ！

えっ！？今度は壁ドン！？

拓司が顔を近づけてくる

すると、

ちゅ…

私に不意討ちでキスをした拓司は、にやっと笑っている

伊沢「仕返しだよ〜！それに…」

伊沢「俺は、Aの彼氏だから！しっかり覚えといて！」

A「う、うん…！」

ああ、幸せだなぁ…


そのとき

鶴崎「あの〜、お二人さん？」

A「えっ？」

伊沢「あっ！」

鶴崎「僕、ずっとここにいたんですけど？伊沢さんとAさん、二人の世界に入っちゃってたからね〜！」

A(は、恥ずかしい！全部見られてたなんて…！！)

伊沢「あ〜あ、失敗しちゃったな」

A「な、なにを？」

伊沢「キスしてるときのAの可愛い顔、鶴崎に見せちゃったな〜」

A「も、もう〜！」

ぽかぽか！

鶴崎(あ、Aさんが伊沢さんを軽く叩きながら、逃げる伊沢さんを追いかけてる(笑))

ふたりはニコニコ笑いながら走っている

鶴崎(幸せそうだな…Aさんなら、伊沢さんと仲良くやっていけるよ！僕、応援しよっと！)

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