突然やってきた悪女が半端ない件。《鬼滅の刃》

☆41 ページ47

夢主side----------------------------
冨「俺で良ければ話せ。」





そう言って、急に泣きだした私を無言で抱きしめてくれた冨岡さん。





同情と、疑問の音。




それよりもよく聞こえる、優しい音。




人ってこんなに温かいんだっけ、、、




今まで１人で生きてきて、




愛情を注がれたことなんて、一度もなくて。




特別な才能もない。
　




一緒にいても何の得もない私。




それでも
誰かの為になりたくて、



誰かを助けたくて、



鬼殺隊員になって、




気がつけば、路頭に迷っていて。




こんなんじゃ誰からも好きになってもらえなくて当たり前だな。




考えてみれば、私はもともと好かれてないし、




柱の皆にだって、いつも気を使わせて、迷惑ばっかかけて




はぁ。





考えれば考えるほど自分に価値がないのが判る。





思えば鬼殺隊員になったのだって、




誰かに愛されて、認めてもらいたかったのかもしれない。




ああもう嫌だ。





ねえ、お父さん、お母さん、私、どうしたらいいかな、、

☆42→←お知らせ！

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す