第140話 ページ48
お互い気まずいままでは話が進まないと思い、私からジェラールに話しかける。
A「……ねぇ、ジェラール」
ジェラール「…………？」
A「＿＿＿君、記憶がないんでしょ」
ジェラール「！！」
私の言葉にばっと振り向き驚いた表情でこちらを見るジェラール。
……やっぱり。
A「もしかして自分の名前も覚えてないんじゃない？」
ジェラール「知っていた、のか？」
A「まぁ、名前を呼ぶ度に君、間が空いていたからね」
“さすがに気づくよ”と苦笑いしながら話すと“…そうか”と、俯きながら小さく呟くジェラール。
さてさて……どーしたものか。
.
.
.
ジェラール「＿＿＿エルザ、」
A「……え？」
頭を悩ませているとジェラールが小さく呟いた。
ジェラール「“エルザ”……その言葉しか覚えていない……」
A「そっか、君たち知り合いだもんね！」
ジェラール「教えてくれないか……？エルザとは誰なんだ？オレは…オレは一体、誰なんだっ……？」
不安と焦りが混ざったような声と表情でジェラールがそう話した。
ジェラール「教えてくれ…オレは、誰なんだ…っ？」
.
.
.
.
A「あー……実は私もあまり君のこと、よく知らないんだよね」←
ジェラール「……ぇ、」
A「あ！名前ぐらいなら知ってるよ!!君はジェラール!!フルネームは……うん！ごめん！知らないっ」←
ジェラール「……(ﾎﾟｶｰﾝ」
目を見開きポカーンと私を見ているジェラール。
だって知らないんだもん!!!?
しょうがなくない!!!?
だから“え、なんで言ったん？”みたいな顔やめてっっ!!!?←
心の中でそう叫びながら、私はただただ苦笑いするだけだった。
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夕月(プロフ) - 奥山乃愛さん» お祝いのお言葉ありがとうございます！続編の方は作りましたがお話の方はまた後ほど更新したいと思いますので把握の程宜しくお願い致しますm(_ _)m (2023年2月28日 0時) (
レス) id: c71deb90f5 (このIDを非表示/違反報告)
奥山乃愛(プロフ) - 続編早いですね！続編おめでとうございます！無理せずに頑張ってくださいね！ (2023年2月27日 15時) (レス) @page49 id: fdc1778b4b (このIDを非表示/違反報告)
奥山乃愛(プロフ) - 夕月さん» わかります！ (2023年2月26日 8時) (レス) id: fdc1778b4b (このIDを非表示/違反報告)
夕月(プロフ) - 奥山乃愛さん» きっとエルザがいるからだと思うけど…ミステリアスポジションのジェラールも良き！って思いながら見てました笑 (2023年2月26日 0時) (レス) id: c71deb90f5 (このIDを非表示/違反報告)
奥山乃愛(プロフ) - 夕月さん» わかります！ここからジェラールはフェアリーテイルの味方とまではいかないけどフェアリーテイル側っていうことはわかります！ (2023年2月25日 6時) (レス) @page43 id: fdc1778b4b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夕月 | 作成日時：2023年2月8日 0時
