＊ ページ22
『は〜いお待たせ。飲み物持ってきたよ。』
お酒は酔うと面倒だからノンアルね。と言いながら飲み物を持ってきてくれた。
『Aはアイスティー。ここの紅茶美味しいらしいよ。A紅茶好きみたいだし、はい。』
「ありがとう…嬉しい…」
『えへへ〜もう何年一緒に活動してると思ってるのよ。』
好きな飲み物なんて得意中の得意よ。と彼女は自慢げに言う。
『それにしても、レセプションの本命遅いね。私たちの演奏が終わってすぐだったけど』
『たしかに…まぁ色々準備もあるんじゃない？…あ、始まりそう？』
ちょうど話してる途中に会場が暗転し、小さいステージにスポットライトがあてられていた。
『皆さま大変お待たせしました。どうぞ盛大な拍手でお迎えください。本日のサプライズゲスト…ミラ王女のご登場です！』
ﾊﾟﾁﾊﾟﾁﾊﾟﾁ
＊＊＊
ーレセプション会場 コナンsideー
『『うわぁ……』』
王女が出てきた瞬間、コナンと園子の声が重なる。
そうなるのも無理ない。何故ならー
『ら、蘭そっくり…』
『あ？蘭はあんなにもらねーぞ。』
『(髪や目の色が違うが、蘭にそっくりだ…)』
コナンも見間違えるほどである。
会場にミラ王女が登場してからご挨拶がくると待っているもののミラ王女は一言も話さない。
『あの、ミラ王女。何か一言お言葉を頂戴できれば…』
『なんだ？しゃべらないぞ？』
『ミラ王女は初めての来日を心より喜んでおります。』
と、そこへ後ろの男キースが話し出した。
『おいおい、王女じゃなく後ろの人が話し始めたぞ。』
『げ、感じわる…仮にも一国の王女がホテルのレセプションにわざわざ来る〜？』
『……。』
(このサクラサクホテルはなくなったサクラ女王は、名前が同じ日本の桜が大好きだった。
急な事故がなければ今回のこの会に参加できたはず…。
普通なら中止になるはずだが、ヴェスパニアとしては日本に貸しを作りたいところ。可哀想にな…)
『わるい、コナン。ちょっとトイレに行ってくる。』
『はーい……(飲み過ぎだっつーの。)』
『それではここで、改めてミラ王女に乾杯のご発声を取っていただきましょう！！』
『あっジュース無い〜！』
『あ！そしたら僕とってくるよ！これ持ってて！』
『お！ガキンチョ役に立つ〜！サンキュー！』
『…ったく園子は……ーー！！』
コナンはワインを運んでいたスタッフとすれ違った時に異変を感じた。
(今の匂い…まさか……)
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 364人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「名探偵コナン」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
男爵むー(プロフ) - 姫乃さん» 姫乃さんコメントありがとうございます！ごめんなさい💦全て五右衛門になってる気がします……少しずつ直していきます！ありがとうございます。 (2022年6月5日 23時) (
レス) id: c59f36ec3b (このIDを非表示/違反報告)
姫乃(プロフ) - 石川五右衛門ではなく石川五ェ門です、、 (2022年6月5日 22時) (レス) @page11 id: 182a47f0ff (このIDを非表示/違反報告)
男爵むー(プロフ) - 架印�靴気�» ご指摘ありがとうございます！そうでした💦すぐに直します！ (2022年5月8日 23時) (レス) id: c59f36ec3b (このIDを非表示/違反報告)
架印��(プロフ) - ページ40に、ジラード公爵が王女のお父さんとありますが、叔父が正しいのではないでしょうか？ジラード公爵はサクラ女王の弟にあたる人物なので。 (2022年4月17日 21時) (レス) @page40 id: 74119bec9c (このIDを非表示/違反報告)
男爵むー(プロフ) - †NANA†さん» ご指摘ありがとうございます！誤字脱字すみません…ありがとうございます、！ (2022年1月7日 19時) (レス) id: 874142e05a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：男爵むー | 作成日時：2021年10月10日 23時
