会いたくて ページ26
A「…ん…大吾？」
大「え？え！？何してんねん！！」
A「あ、大吾待ってたら寝ちゃってた笑」
大「いやそこやなくて！なんでおんねん！」
「うわぁ！」
A「あのね…」
「…大学決まったんだ」
そう言ってAは泣きながら抱きついてきた
Aから抱きついてくるなんて初めてやし
Aが泣く姿も初めて見た
きっと本当に頑張ってきたんやろうな
A「…一番に言いたくてきちゃ…んっ」
泣きながら嬉しそうに話すAを見てたら無意識に唇を重ねてしまってた
この子はここまで頑張ってたのに僕が限界とか言ってたらあかんな
大「ほんっまにおめでとう」
A「なんで大吾までないてんの笑」
大「ほんま頑張ったな」
そう言って今までにないくらい強く強くAを抱きしめた
A「ほんとはね…ずっとね…会いたかった…」
大「うん…僕も」
A「でもね…大吾どんどん忙しくなっちゃうから言えなかった…」
大「ごめん、ごめんな」
A「でもね…こんなちょっとの時間一緒にいれただけで今までのことが嘘みたいに幸せになれるから…やっぱり大吾はすごいよ。」
そう言って僕の胸で泣くAを見て心臓を握りつぶされたような感覚に陥った
この子は誰よりも我慢しちゃう子やって知ってたのに
僕はそこをちゃんとくみとってあげられてた？
僕はAの強さに甘えすぎてた
大「A？」
A「…ん⁇」
大「僕には強がらんくてええんよ」
「きつかったらきついって、会いたかったら会いたいって、」
「なんでもいってええんよ」
「てか言って。」
「その言葉が僕をどんどん強くしてくれるから。」
A「…うん…」
夜はAが寝るまでずっと抱きしめた
朝起きたらAがおることにおかんは目ん玉飛び出るくらい驚いとったけどな笑
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作者名：Sara | 作成日時：2017年9月23日 23時
