君 だ け に *゜

story41＊酔ってる人。 ページ43

・









　 「ちょっと桃香。大丈夫？」



　桃「だいじょ〜ぶ！だいじょ〜ぶ！」






　 その声の調子は、


　 全然大丈夫じゃなくて完全に酔ってる人の声。







　健「みなさんご存じ。あご勇さんのものまね行きまぁ〜す！」



　桃「ぷっｗ ほんと面白すぎぃ〜！」




　


　 となりは相変わらず、健二郎さんの一人ものまね大会で


　 相当盛り上がっていた。



　

　 そんな健二郎さんはノリがよさそう。

　
　





　臣「つーか時間へーき？」



　 「えっ？あぁ。多分平気です(笑)」





　
　 携帯のディスプレイを確認すると


　 夜中の12時30分を指していた。






　 「やっば！」




　 全然平気じゃなかった(汗)






　 「あたし、そろそろお暇します」





　 そう言ってから席を立ったら、









　臣「じゃあ。俺Aちゃん送ってきます」



　敬「りょ〜かぁい」


　



　 「えっ？？」





　臣「ほら。こんな夜中に一人は危ねぇじゃん」



　 「私一人で大丈夫です」






　 私が全力で首を横に振ると、

　
　 そんなことに構わず






　臣「いーから！いーから！」



　 「え…でも…」



　臣「なにかあってからじゃ遅ぇじゃん」



　 「じゃ、じゃあお願いします…///」



　



　 少し強引だけど優しい登坂さんの言葉に甘えて、


　
　 家まで送ってもらうことになった。





　
　



　







　

story42＊ジャケット。→←story40＊あと１人。

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す