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支えとぬくもり ページ19

どれだけ泣いてたのかわからない


静かだった部屋では押し殺した私の泣き声でさえ響いた



和「…おかん?泣いてるん?」

A「…和。ごめんね?起こしちゃった?」

和「俺もう紫耀君おらんからってわがまま言わへんから泣かんとって?」

A「違うよ。和のせいじゃないよ。」

「さっき見てたドラマが悲しいお話だったから泣いちゃったの。笑」

和「…ほんまに?」

A「ほんとに!笑」

「ほら、明日も幼稚園早いから寝なさい?」


和「明日は紫耀君に会える?」



なんて言ったらいいんだろう


嘘ならいくらでもつけた


ただ、嘘をつくべきなのか


だからと言って和に本当のことを言うなんてできない


もう紫耀君に会えないだなんて知ったら…




和「…おかん?」

A「ごめんね…ごめん。」

和「何で泣いてるん?悲しいお話思い出したん?」

A「大丈夫…大丈夫。」




紫「大丈夫ちゃうくせに」

A「…え…」

和「紫耀君!!!」

A「…なん…で」



紫「Aちゃんは何も分かってへん。」



「俺が大吾のために2人とずっと一緒におる?」



「ほんまにそんなん思ってた?」



「Aちゃんに俺はそんな風にうつってた?」







「もう俺には2人がおらん生活とか考えられへん。」




そう言って、私が抱きしめてた和と私をおおきな腕で包み込んでくれた



和「あったかいね」




季節はもう冬だというのに暖房すらついてないこの部屋には似合わない言葉




それでも、私たちを包み込んでくれてるぬくもりは冷えていた私の心まで温めてくれた



A「あったかいね」

誓い→←衝突



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さら(プロフ) - Kさん» 本当ですか!?(;o;)ありがとうございます! (2018年1月15日 17時) (レス) id: 2157f75812 (このIDを非表示/違反報告)
K(プロフ) - 泣きました笑続き楽しみにしてます!! (2017年12月31日 21時) (レス) id: 1cfbc2643b (このIDを非表示/違反報告)
さら(プロフ) - Rittaさん» 本当に嬉しいです!ありがとうございますT^T (2017年11月27日 19時) (レス) id: 61ceba91bb (このIDを非表示/違反報告)
Ritta - この小説めっちゃスキです!!大ちゃんとの関係とかもう…。気になりすぎてしんどいです。ww更新頑張ってください!楽しみにしてます! (2017年11月26日 20時) (レス) id: 6d4998de26 (このIDを非表示/違反報告)
さら(プロフ) - 黒雪さん» そんなこと言って頂けるなんて光栄ですT^Tありがとうございます! (2017年11月21日 0時) (レス) id: aadfdb0ce9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Sara | 作成日時:2017年10月16日 20時

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