尊敬してると憎めない ページ6
Aside
今現在、自宅で待機中です。
何故かまだ来なくて良いって言われて、家で待ってる。
編集をして待ってると、
たなっち来て良いよ
とLINEが。
荷物を持って、HAPに出勤。
『おはようございま、す…?』
は、た「おはようございまーす!」
不自然に2人で並んで立っている。
やけに元気が良い。
は「Aさん!以前、たなっちに何か聞かれませんでしたか?」
『あー、今会いたい人がなんとか…ってやつですか?』
は「そう!」
そういえばそんな事も聞かれたような。
は「なんて答えたか覚えてますか?」
どうしよう。2日前くらいの事なのに…うーん?
『あ、橋○環奈ちゃんって答えた気がします。』
絞り出してやっとの思いで答えが出た。
は「環奈ちゃん…今繋がっております!」
『へっ!?』
唐突に言われた、「繋がっております」。
何かのドッキリ?そうだと信じたい…いや信じたくはないけど。
複雑な気持ちに追い込まれる。
『え、嘘じゃないですよね?』
は「開ければ分かりますよ!」
どうしようどうしようとあわあわしてしまう。
けど待たせてしまっては悪いし…けど心の準備が!
は「じゃあ開けますねっ!」
せーの、と開けられたパソコン。
環奈ちゃん?「こんにちはー!橋○環奈ですー。」
つる兄じゃん。
『……私の期待返してくださいっ!』
は「そんな泣きそうになる!?w」
『はじめさん凄い人だから信じてたのにぃ!?』
笑いと怒りが入り混じって、最終的に面白くなってしまった。
た「あーあーw」
地味にコスプレ似てるのがちょっと頭に来るし。
『つる兄!』
つ「はい!」
『…まあまあ良かったよ。』
つ「ありがとうございまーす!」
結局褒めてしまった。
た「Aってツンデレなところありますよね。感情をグラフにしたら凄そう。」
は「そこがかわいいんじゃんか。さすが俺の妹だわ。」
た「妹じゃないでしょ。」
期待した自分が悪かった。
そもそもこの人達に信頼はおいてはいけない事を長らく忘れてしまっていた。
嘘だって分かってても、脳がはじめさんをまだ信頼してる部分がある。
本能には勝てないんだなぁ。
た「Aそんなにはじめさんを信用してたのか。」
『そりゃそうでしょ。私の尊敬する人は、それくらいやると思ってたし…』
た「もー…これだからAは可愛いんだわ。」
気付けば可哀想に、とたなっちに頭を撫でられている自分だった。
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作者名:So-mei. | 作成日時:2020年5月26日 12時