限界のないかまってくん ページ30
Aside
今日はお留守番をするようにはじめさんから言われている。
だから現在HAPには私ひとり。
掃除しようかと思ったけど、この前したばかりだから意味がない。
なので編集。
パソコンを開いてかちゃかちゃキーボードを叩く。
ちなみに、畑ではあまり企画を考えない私は編集もしない。
編集してるのははじめさんのメインの動画くらい。
…といっても、動画の確認だったり、間違ってるところを訂正したり、それ位だけど。
はじめさんが仕事で忙しい時は全部任される。
そんな感じ。
「メンバー」だけど、「アシスタント」の方がもしかすると正確かもしれない。
けどちゃんとメンバーとして扱われてるし、U-FESとかもしっかり出てるからね。
はじめ見てこれ凄くない?
一緒に送られてきたのはたなっちがマックの袋を大量に抱えてる写真。
勝ったんだね…たなっち…。
それにしても勝ちすぎじゃない?
私の中でじゃんけんの強いイメージがある人はともたかだったし。
ショッピングモールの飲食店全制覇が印象に残ってるからなあ。
そんな事を思い出しながら、間違いを訂正していく。
今回は少ないかな。はじめさんのモチベが高かったんだと思う。
多い日はびっくりするほど間違ってたりする。
今日は誤字だけ。
はじめもうすぐ着くよ〜
その連絡がきた10分後に帰ってきた。
『お帰りなさい…えっ何でそんなしんどそうなんですか。』
は「知ってるでしょ…めっちゃ食べたの…」
もう少し軽いのかと思ってたから、びっくりした。
なんせ、LINEとのテンションの差がジェットコースターレベル。
け「Aさーん↓」
他のメンバーよりも大きい袋を持ったけんすけが、袋を置いてソファに倒れ込んだ。
『けんすけぇ!?無理しちゃダメよ!?』
急に座り込まれるとこちらまで慌てる。
それにけんすけだ。パリピが萎えてもらっては困る。
け「俺…無理っす…マジで…」
割とガチで萎えてるから、慰めてあげようと隣に座る。
『あのぉ…ほんと、無理はよくないからね?他の人達もそんな思いさせたい訳じゃないしさ?』
自分なりに優しく慰めたつもり。けんすけの頭を撫でた。
そしたらけんすけがにっと口角をあげて笑った。
け「嘘ですよー↑俺に限界なんてないっすからね↑」
ずきっと頭に何かが刺さった。
『けんすけえええ!』
け「あっちょっごめんなさああい↓」
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作者名:So-mei. | 作成日時:2020年5月26日 12時