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少しおかしいうちのボス #みゅうさんリク! ページ49

Aside



はじめさんが「メインで使いたいものがあるけどネットで売ってない」、


との事なので近くのショッピングモールまでお供する事に。


は「Aとデートは2回目だぁ!」


『そういえば屋上でラーメン食べた時もデートって言ってましたね。』


デートなんて言われると、意識せずには居られないので少しオシャレ。


帽子を深く被り、マスクをつける。


は「なんか可愛くね?」


『いつもは可愛くないんですか?』


は「いつも可愛いよ!」


はじめさん運転の車に乗って、ショッピングモールまで行く。


一部のお店には張り紙が貼ってあったりする。


まあそこには用はない。今日は雑貨屋さん目的。


は「あると良いけどー。」


高い背を利用して、上から見下ろして探してる。


は「あ、あったあった!」


私が持っていたカゴに、ほいっと投げ入れる。


は「会計してくるね。」


コクリと頷いて、お店の外に出て待つ。


やはり人は少ない。平日ってのもあるけど。


は「よし、終わった。ほんとなら帰ってるけど…」


『けど?』


は「Aを折角独り占め出来るんだもん。ちょっと遊ぼっ!」


右手でジェスチャーをしながらかわいい目でこちらを見てくる。


まあ、いっか。


『ちょっとだけですよ?』


どこに向かってるのかもよく分からないけど、はじめさんの歩く方に私もついて行った。


だから必然的に背後を歩いてた。


は「遅いよー。早く早く!」


右手を掴まれて、そのまま手が繋がった状態。


何の理由で繋いでるのか謎のまま、ずっと歩いていった。


『は、はじめさん。これ何処に行ってるんですか?』


は「ソフトクリーム屋さん。」


今日暑いし、丁度良いでしょ?と笑う。


色んな意味で私今あつい。


気温もそうだけど、ずっと手繋いだままだからちょっと…。


は「奢ってあげよう。A何がいい?」


『バニラ。』


は「俺チョコにしよ。」


買ってきたソフトクリームをはいどうぞ、と手渡される。


椅子に座って、ちょっとずつ食べていく。


は「ね、Aの一口ちょうだい!俺のもあげるから!」


『え、はい。』


口元まで差し出して、それをぱくっと食べる小動物みたいなはじめさん。


は「はい。」


チョコ味の甘い甘いソフトクリームを一口食べる。


食べあいっことか、ほんとの恋人じゃないんだから…!


と思いつつも、心底嬉しい自分が居た。


は「さ、帰ろっか。」


ここに来た時と同じ様に手を繋がれる。


はじめさんの本当の目的は、私だったのかもしれない。

作者です!#必読→←私のナイトルーティーン



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作品ジャンル:ラブコメ
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作者名:So-mei. | 作成日時:2020年5月2日 13時

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