10.女同士の嫉妬ほど恐いものはない ページ11
翌日の放課後、宮侑のクラスに月刊バリボーを渡しに行った。
貴方『はいこれ昨日言っとったやつ』
侑「おおー！ありがとさん！」
雑誌を受け取り、これで北さんに怒られんで済む！と言いながら自分の机の中に入れて来た。
貴方『宮侑はそんなに北先輩が恐いん？』
侑「恐い！もーバレー部で一番恐い！
時間とかめっちゃ細かいし、1秒でも遅刻は許さんし、決まりにめっちゃうるさいねん！」
貴方『あー……やっぱ厳しいんやね』
侑「あの人ほとんど感情が表に出えへんし、むしろいつ笑うんか分からんわ！」
貴方『…ふーん』
侑「なあ、購買行かへんの？約束通り奢るで」
貴方『あ、行く』
北先輩ってそんな恐い人じゃないと思うけど、と思いながら宮侑と購買に向かった。
侑「なんでそんな離れとんの？俺歩くん速い？」
私が宮侑の少し後ろを歩いているのに気づいてわざわざ私の歩幅に合わせて隣に来た。
貴方『……いや、そういう訳やないから。ちゃんと追いついとるから平気』
宮侑の隣を歩いていると知れたら周りの女子に何と言われるか。
実際教室から顔を出している女子もいるし。
あくまでも『偶然宮侑と同じ購買に行こうとしているただのモブ』にならなきゃいけないから宮侑から離れてたのに。
女子よ、お願いだから私をそういう奴として見ないでください。別に抜け駆けとか考えてないからさりげなく舌打ちしないで！
侑「なー、なんで俺のこと宮侑ってフルネームで呼ぶん？」
突然投げかけられた質問に驚いて階段を踏み外しそうになった。ああ心臓に悪い。
貴方『え？あー……なんか宮治と言い分けた方がええかなって』
侑「フルネームで呼ぶの面倒くさいやろ？フツーに侑って呼んでええよ」
貴方『え、せやけど…』
侑「ええって。俺もAって呼ぶから」
貴方『……まあ、それならええよ』
侑「じゃあ決まりな！あ、あとLINE教えて！」
少し悩んだけど、まあLINEくらいいいかと思いスカートのポケットからスマホを出した。
この選択をのちに私は後悔することになる。
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納豆奉行(プロフ) - 澪さん» ありがとうございます！もう少ししたら更新再開するのでお待ちください！ (2018年4月18日 18時) (
レス) id: 60cd7e630e (このIDを非表示/違反報告)
澪 - これからも応援してます（＾ω＾） (2018年4月16日 1時) (レス) id: a5de77afb3 (このIDを非表示/違反報告)
納豆奉行(プロフ) - 鯉天さん» コメントありがとうございます！まだまだ続くので是非お待ちください！ (2018年2月10日 17時) (レス) id: 70fb1104ba (このIDを非表示/違反報告)
鯉天 - 面白かったです!更新頑張ってください!応援しています!! (2018年2月10日 17時) (レス) id: b426286f45 (このIDを非表示/違反報告)
納豆奉行(プロフ) - 湯たんぽさん» ありがとうございます！一生懸命書いていきますので、これからもよろしくお願いします！ (2017年12月28日 23時) (レス) id: a9d18e5ce4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：納豆奉行 | 作成日時：2017年12月17日 22時
