ｳﾞｧﾝｶﾞｰﾄﾞ━世界の危機━2 (ページ3)

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～40話～ページ3

屋上─────

貴「レオン･･･大丈夫かな･･･」

ここは･･･行くしかないよね･･･

貴「走ったら間に合うかな･･･」

無理っぽいね･･･うん･･･

貴「でも、レオンも心配だし･･･」

貴(影)『アイツなら大丈夫だ。心配すんな。』

貴「そうだけどもー…」

貴(影)『お前、ここから空港まで何キロあると思ってるんだ。諦めろ。それに…』

貴「それに…?」

貴(影)『レオンの事だし、負ける訳がないだろ。』

貴「そう…だね!!」

貴(影)『てゆーか、櫂トシキの奴、海外に行きやがって!!帰ってきたら殴ってやる!!』

貴「まだ言ってたんだ;;;;;」

貴(影)『まぁな。それより、アイチにはいつ伝えるんだ?』

貴「・・・」

貴(影)『伝える勇気がない…って感じか。』

貴「うん。一番彼がショック受けるかもしれないからね。話せそうだったら話すつもりだよ。」

貴(影)『そうだな…落ち着いてから話す方が良さそうだな。』

貴「うん。そうだね。」

貴(影)『ま、それはお前が考えて話せばいい。まだ、コーリンもレッカも危険だ。それに、むやみに歩き回るといつリバースファイターに目をつけられるかわからねぇんだからな。』

貴「そうだね…」

貴(影)『ま、何かあれば、私がいるかな。それに、相手には櫂トシキもタクトもいるからな…』

貴「大丈夫だよ。」

貴(影)『ふふっ。そうか。じゃ、私は帰るからな。何かあれば呼べよな。』

貴「うん。有難う。」

私も…頑張らないとね…

貴「さて、教室に戻ろう。」