15 ページ4
「嵐櫻井翔担当マネージャーの上野Aです」
私は会議室に入った。
？「A…！」
「えっ…？」
聞き慣れた声のしたほうを見ると、そこには私の大好きな人たちがいた。
「翔…、皆さん…！」
相「Aちゃん！」
「どうしてここに…？」
大「…Aちゃんを守りに来たんだ」
「私を…？」
二「Aちゃんは俺らの大切なマネージャーだから辞めさせないでくださいって言いに来たの」
「そうなんですか…」
知らなかった、そんなに思われていたなんて…。
松「Aちゃんこそ、どうしてここに？」
「大好きなものを失いたくないからです」
相「…そっか」
「上野さん、あなたはあなたが思っているよりずっと周りの人から思われているんだ。僕らがついてる、そう思っていてほしい」
「佐藤さん…」
みんなはまだ私を信じてくれている。
だから私もみんなを信じて雨の向こう側を目指して進む。
「会議の最中にすみません。どうしてもお話ししたいことがありまして」
「は、話…？君も…？」
「はい」
会議室はざわついたままだ。
でも構わない。
私は自分の言いたいことを言うだけ。
「すみませんでした！」
私は5人と佐藤さんに向かって思いっきり頭を下げた。
「えっ…？」
重役の方々は拍子抜けした顔をしている。
「私、嵐のファンであることをずっと隠してました。とても卑怯で、到底許される行為ではないことは重々承知してます。でも、私は皆さんと仕事がしたい…！ これからも嵐のマネージャーとして働きたい…！ これが私の出した答えです」
櫻「A…」
「し、しかし…」
重役の方は困った顔をしている。
私は重役の方々のほうを向き、話を続けた。
「私は嵐の皆さんが大好きです。佐藤さんをはじめとする事務所の皆さんが大好きです。この仕事が大好きです。マネージャーになってからすごく忙しかったのですが、本当にやりがいのある楽しい毎日でした。どうかこれからも、嵐の、櫻井翔のマネージャーでいさせてください。お願いします！！」
私は深く頭を下げた。
櫻「お願いします！！」
「翔…」
大相二松「お願いします！！」
「皆さん…」
「お願いします！！」
「佐藤さん…」
みんなも頭を下げてくれた。
お願い。
届いて…！
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 85人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：なつらい | 作成日時：2018年8月5日 17時
