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櫻「高校生とか青春真っ只中でめっちゃキラキラしてるじゃん。眩しすぎて目開けてられないかも笑」
国民的アイドルグループの一員が何言ってんだか。
今日から1週間、明林高校3年2組への密着取材が始まる。
翔が仕事で来れない日は、スタッフの方々に任せる予定だったが、本人たっての希望で、仕事への移動の途中や合間を使って翔自身も毎日密着に参加することとなった。
本当にスケジュール調整するの大変だったんだから、翔には感謝してもらわなきゃな笑
生徒さんにはテレビの密着があるとだけ伝えてあるらしい。
帰りのHRで櫻井翔がサプライズ登場してみんなに驚いてもらうんだとか。
櫻「サプライズ大丈夫かなぁ。男子校でしょ？無反応とか？笑」
「安心して。櫻井翔が現れて無反応でいられる人めったにいないから」
櫻「何その強火担的な考え方は笑」
「…そんな言葉どこで知ったのさ」
櫻「風磨から教えてもらった」
風磨くん何やってんのさ。
この話をテレビor雑誌で暴露されたらファンは即死だっての。
「んーまぁ嵐のファンであることは事実だからいいんじゃないかな？」
櫻「こら。開き直るなっての」
いつも通りくだらない話をしながら明林高校へと向かった。
「今日から明林祭準備期間です。高校最後の文化祭、受験で忙しいと思うけど、放課後なるべく残って協力してやってください」
3年2組の帰りのHR、担任の先生が話し始めた。
「テレビがみんなの文化祭準備に密着するというのはこの前話したと思うんだけど、それにあたってある方が来てくださいました」
それまで友だちと話してたりスマホをいじってたりしてたのが嘘のように、生徒たちは顔を上げ反応を示した。
お、3年2組の方々はノリがいいのかも。
「どうぞお入りください」
先生に合わせてみんなは拍手した。
教室にスーパースターが入っていった。
生徒たちの拍手はだんだん止まり、驚嘆の声に変わった。
周囲の人と顔を見合わせたり、固まったり。
いい反応してるな。
櫻「こんにちは、嵐の櫻井翔です」
翔の自己紹介に先生含め生徒は拍手喝采。
サプライズは成功と言っていいだろう。
櫻「1週間、皆さんの文化祭準備に密着させていただくことになりました。よろしくお願いします」
3年2組は拍手の渦に包まれた。
こうして私たちの楽しくも忙しすぎる1週間が幕を開けた。
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作者名：なつらい | 作成日時：2018年8月5日 17時
