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私は先に駐車場に来て車の準備をしていた。
翔が来たのは、それから5分過ぎた頃だった。
櫻「A！ おいてかないでよ！」
「先に行くって言ったんだけど…」
櫻「…へっ？」
「翔、忙しそうだったから、二宮さんに伝言頼んだんだけど…」
櫻「ニノに、伝言？ そういえば来るとき、何か言ってたかも」
「そんなに急いで来たの？笑」
櫻「Aの姿がなかったから、焦っちゃった笑」
「まったく…笑 ほら乗って」
櫻「はーい」
こうして私たちは、スタジオを出て、夜会の収録へと向かった。
数時間ぶりに外に出てみると、空には雨雲らしきものが見えていて、だんだんと街は薄暗くなっていた。
櫻「なんか曇ってるね」
「雨降るって天気予報で言ってたよ」
櫻「また雨？」
「うん」
櫻「部屋干しにしてきてよかったー笑」
「ここ1週間、ずっと雨だから外に干せないってお母さんが嘆いてたよ笑」
櫻「ははっ笑 Aのお母さんお父さんにも今度会いたいなぁ」
「え、私親にマネージャーやってること言ってないんだけど笑」
櫻「いや秘密主義が過ぎるでしょ笑」
翔とはだいぶ昔のように話せるようになってきた。
櫻「にしても、梅雨って感じだなぁ。ジメジメしてて蒸し暑くて」
「だね。でも私は雨も嫌いじゃないな」
櫻「そう？ 毎日だとちょっと嫌になってくるけど」
「確かに、雨で荷物濡れるし、上がると傘邪魔になるし…」
櫻「そうなんだよなぁ。でも好きなんでしょ？ 雨が」
「んー、なんかいいんだよね、雨が近づく街の匂い」
櫻「…何それ？笑」
「え、わからない？ 雨が降り出すときのどこか切ない匂いというかなんというか」
櫻「んー、なんかわかるかも笑」
「でしょ？」
櫻「…あれ？降り出してきたかも」
「あ、本当だ」
櫻「安全運転、お願いしますよ？」
「任せてください」
私たちはどうでもいい会話を続けながら、目的地へと急いだ。
このときの私はまだ知らなかった…この新しい仕事にまさに"雨"が近づいていたことを。
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なつらい(プロフ) - 3333995さん» ご指摘ありがとうございますm(__)m色々やってみたので多分大丈夫になったと思います！ダメだったら…ごめんなさい。 (2019年1月20日 16時) (
レス) id: 89c125781f (このIDを非表示/違反報告)
3333995 - 名前が変換できてないんですが (2019年1月13日 18時) (レス) id: 6b690ae98e (このIDを非表示/違反報告)
なつらい(プロフ) - 嵐loveさん» ありがとうございます！！！！！涙 そう言っていただけて、嬉しい限りです！ これからもよろしくお願いします！(仲間としても) (2018年7月15日 22時) (レス) id: bf8ca36aaa (このIDを非表示/違反報告)
嵐love(プロフ) - 初めまして、嵐loveと申します。先日から読ませて頂いております。とても面白く、続きが気になります！更新、体に気をつけながら頑張って下さい！ちなみに、私も仲間ですよ！ (2018年7月15日 21時) (レス) id: d0f7a3074d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なつらい | 作成日時：2017年9月13日 17時
