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13時58分。
そろそろ佳乃が来る頃だ。
そう思った私は、スマホから顔を上げ、入口のほうを見た。
それらしき人は……あっ、来た！
佳乃はドアを開けてお店の中へ入ってきた。
きょろきょろ…。
これは私を探しているんだな。
私は、めいっぱい手を振った。
全然こっち見ないし…あ、目があった！
佳乃は私に気づき、手を振り返してくれながら、こちらへ歩いてきた。
「久しぶり〜。相変わらず5分前集合？」
「もちろん！ 座って座って。何頼む？」
「いつものコーヒーに、今日はシフォンケーキを頼もっかな」
「あ、新作じゃん！ 私もそれにしよー」
「Aは紅茶だよね？ 店員さん呼んじゃうね」
「流石佳乃、よくわかってるじゃん。ありがと」
「だてに友だちやってませんから、何ちゃって」
私たちはお互いのお気に入りのコーヒーと紅茶と新作シフォンケーキと一緒に、いつものように話に花を咲かせていた。
「にしてもよかったよ〜、Aに新しい仕事が見つかって」
「ご心配をおかけしました」
「本当だよー。Aがいなくなった後の営業課、大変そうだったよ？」
「そっか…」
「でもまあ仕方ないね、あんなことがあったんだもん」
「そうそう、仕方なーい仕方ない」
「今何の仕事やってるの？」
「今は……普通の会社で会社員やってますよ」
ごめんなさい、ちょっと嘘が混ざってます。
「名刺とかないの？」
「あー、家だ。ごめんね」
「そっか、新しいの見たかったなー。今度持ってきてね」
「う、うん」
やべ、このまま話を続けると…。
「あ、そういえばさ…」
よーし！ 佳乃から話題を変えてくれたー！！
「何？」
「最近は大丈夫？ 瀬田さん」
「…っ！」
「今も大変な目にあってたりはしない？」
「うん。私が会社辞めたから、諦めたんじゃないかな？」
「だといいんだけど…。もう本当に心配で心配で…。何かあったら言ってね！」
「うん、ありがとう！」
佳乃はいつも私のことを気にかけてくれてる。
だから、あんな目に巻き込んでしまったこと、今でも申し訳なく思っている。
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なつらい(プロフ) - 3333995さん» ご指摘ありがとうございますm(__)m色々やってみたので多分大丈夫になったと思います！ダメだったら…ごめんなさい。 (2019年1月20日 16時) (
レス) id: 89c125781f (このIDを非表示/違反報告)
3333995 - 名前が変換できてないんですが (2019年1月13日 18時) (レス) id: 6b690ae98e (このIDを非表示/違反報告)
なつらい(プロフ) - 嵐loveさん» ありがとうございます！！！！！涙 そう言っていただけて、嬉しい限りです！ これからもよろしくお願いします！(仲間としても) (2018年7月15日 22時) (レス) id: bf8ca36aaa (このIDを非表示/違反報告)
嵐love(プロフ) - 初めまして、嵐loveと申します。先日から読ませて頂いております。とても面白く、続きが気になります！更新、体に気をつけながら頑張って下さい！ちなみに、私も仲間ですよ！ (2018年7月15日 21時) (レス) id: d0f7a3074d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なつらい | 作成日時：2017年9月13日 17時
