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櫻「…A？」
「えっ…？」
翔に言われて気づいた。
私、今泣いているんだ。
自分でもよくわからない。でも確かに涙が零れている。
櫻「え、俺、なんか変なこと言った？」
翔を困惑させてしまっている。
それ以上に私も困惑している。
櫻「急に大きな声出しちゃって驚いたよね、ごめんね」
翔は何も悪くない。
私が泣いてるのは、たぶん…。
「…嬉しいの」
櫻「えっ？」
「翔が "大切な幼馴染" って言ってくれて、嬉しいの」
櫻「そっか…」
「知り合いって言われて、距離置かなきゃいけないんだとか勝手に思って…。でも、幼馴染だって思ってたのは私だけじゃないって知れて、それが嬉しくて…」
翔は言葉を選ぶように話し始めた。
櫻「…俺がAのことを幼馴染だって言ったら、Aがマネージャーとして働くのは厳しくなる。それに、幼馴染がマネージャーをやってるとファンの方々が知ったら、Aの身にも危険が及ぶ。ファンの中には過激な方もいて、SNSでの誹謗中傷や、個人情報の特定も十分ありうる。だから、知り合いと言うしかなかったんだ」
…私を守るため？
櫻「でも、結果的にAを傷つけしまった…。ごめん」
「ううん、私こそ、急に泣いたりしてごめん」
櫻「…そろそろ戻ろっか」
「うん、みんな待たせちゃってるかな？笑」
櫻「かもね」
「行きますか」
そう言って私が歩き出そうとしたとき、
櫻「…A！」
私を引き止めて、彼は左手を上げた。
櫻「 "友だちの証！" 」
「えっ、そのブレスレット…」
櫻「Aがいつもライブ会場につけてきてたやつです〜」
「えっ？ 私のこと見えてたの？ どのライブ？」
櫻「まさか常につけてたとはね〜」
「ねえ、いつのライブ？ 教えてくれたっていいじゃん」
櫻「しかしライブに来るほど嵐が好きなのにマネジメントの仕事とはね〜、大丈夫なの？」
「ちゃんとやります。てか話変えないでよ」
櫻「どうかな〜」
「あ、今バカにしたでしょ？」
櫻「別に〜」
そうそう、この空気感。
すごく懐かしいなぁ…。
櫻「A、ほら」
そう促された私は、自分の左手を上げた。
「 "友だちの証！" 」
窓から見えた空は、あの日の空と同じように綺麗に晴れていて、2つの赤いブレスレットが青の中に映えていた。
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なつらい(プロフ) - 3333995さん» ご指摘ありがとうございますm(__)m色々やってみたので多分大丈夫になったと思います！ダメだったら…ごめんなさい。 (2019年1月20日 16時) (
レス) id: 89c125781f (このIDを非表示/違反報告)
3333995 - 名前が変換できてないんですが (2019年1月13日 18時) (レス) id: 6b690ae98e (このIDを非表示/違反報告)
なつらい(プロフ) - 嵐loveさん» ありがとうございます！！！！！涙 そう言っていただけて、嬉しい限りです！ これからもよろしくお願いします！(仲間としても) (2018年7月15日 22時) (レス) id: bf8ca36aaa (このIDを非表示/違反報告)
嵐love(プロフ) - 初めまして、嵐loveと申します。先日から読ませて頂いております。とても面白く、続きが気になります！更新、体に気をつけながら頑張って下さい！ちなみに、私も仲間ですよ！ (2018年7月15日 21時) (レス) id: d0f7a3074d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なつらい | 作成日時：2017年9月13日 17時
