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宏太「キノコに童顔。お前らいい加減にしろ!」
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あのあと、適当すぎて薮先生に散々叱られた二人は
気を取り直してか分からないけど……
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慧「……と、説明は以上です。
何か質問ある人いませんか?」
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適当と言われていた伊野尾先輩はなんだかんだいって
とても真面目な人で、説明も分かりやすかった。
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慧「では、以上で説明は終わります。」
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説明が終わって、大貴と伊野尾先輩が
教室から出ていく。
今日はこれで終わりみたいで
帰る用意をしてる人がちらほら。
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私も帰る用意をしてると、
教室から去っていく彼らの後ろ姿を見た女子たちの目が
ハートになっていたことに気づいた。
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「いのありコンビ最高すぎた!」
「伊野尾先輩の適当と真面目なとこのギャップ!
今回もやられたわ。」
「でも一番はやっぱり大貴先輩だよね。
いつも明るくて後輩思いで。」
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10年前も人気者だった大貴は
侑李の言う通り、やっぱり今でも人気者で…
特に女の子たちからモテモテで…
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夏菜「Aも好きなの?」
「……っ!?」
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後ろからにょきっと現れた夏菜に
肩がビクッとなる。
振り向くと、荷物をまとめて帰る支度をした彼女は
大貴と伊野尾先輩の方を見ていた。
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『何で?』
夏菜「あの子たちと同じような目をしていた…
というか、睨んでるように見えたから。」
.
に、睨んでた?
私が?
自分を指して口パクで聞くと、
呆れたように言う夏菜。
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夏菜「そうだって言ってるでしょ。
あんた、嫉妬の塊みたいで怖かったよー。
自分のモノを取るなっていう感じでさ。」
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う、うそ…
そんな顔してたの?
思わず、自分の顔をぺたぺた触って確認する。
そんな私を見て隣に座っていた侑李が
プッと吹き出した。
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侑李「また変なことやってる。」
.
へ、変なこと……?
何のことか分からず、目をぱちくりさせると
今度は夏菜が笑った。
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夏菜「あんた本当に面白ね。
ねぇ、今日うち来ない?」
侑李「はっ?」
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まりも(プロフ) - 菜子さん» 読んでくださり、ありがとうございます。このお話が菜子さんの心に残ったようで…そう言ってくださってとても嬉しいです。伊野ちゃんメイン残ってお話、、検討しておきます 笑これからもどうぞよろしくお願いします。 (2019年1月19日 20時) (レス) id: aaad2f0c31 (このIDを非表示/違反報告)
菜子(プロフ) - まりもさんの作品をはじめて読ませて頂きました。読んでいて本当に心が温まるし、作品を作ったことのない私はいつか、まりもさんのように読んでいて気持ちが和むような作品を作りたいと思えました。これからも楽しみにしています!!伊野尾くんメインの作品お願いします (2019年1月13日 19時) (レス) id: f717513e5e (このIDを非表示/違反報告)
まりも(プロフ) - きんぐとるさん» ありがとうございます(o^^o)声が出ないという設定はどう書けばいいかとずっと考えていたので嬉しいです!ありがとうございます!笑いつ再開するかまだ分かっていませんが、書くときはまたお付き合いください。 (2018年6月17日 20時) (レス) id: 0257840ab5 (このIDを非表示/違反報告)
まりも(プロフ) - ひー☆さん» ありがとうございます!書き始めたときから読んでくださっていて光栄です!ありちね担のひー☆さんに満足して頂けて良かったです!ありちねメインのお話、是非検討させていただきます!こちらこそご愛読ありがとうございました! (2018年6月17日 20時) (レス) id: 0257840ab5 (このIDを非表示/違反報告)
まりも(プロフ) - かよさん» 初めまして!コメントありがとうございます(//∇//)最後まで楽しく読んでもらえてホッとしています笑いつ再開するかまだ分かっていませんが、再開したらまたいらっしゃってください(^^) こちらこそご愛読ありがとうございました! (2018年6月17日 20時) (レス) id: 0257840ab5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:まりも | 作成日時:2018年4月4日 23時