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最悪
悔しいって考えたら、どうもモヤモヤして寝れないし
ようやく寝れたと思ったら、集合時間1時間遅れたし
全部、タムのせいだ
仕事終わり
さりげなく、タムを目で追う俺
「ゆーちゃむっ!今日泊めてー?」
「えー……もう、仕方ないなぁ」
……なんだよ
泊めてくれる奴、誰でもよかったんじゃん
帰るって言っといて、ほんとは他メンの所行ってたんだね
やばい、すっごいムカつく
「やったー!」
「タム」
あぁ、俺、地声でもこんな声出せるんだ
生まれて初めて、こんな声出した気がする
いや、歌ってるときは別でね
「んー?勇翔、どしたー?」
「……来れば」
「??どこに?」
「……だから、今日も泊まればって言ってんの!」
「え、だって、迷惑だー!帰れー!って言ってたじゃん……」
「……むしろ、いない方が迷惑」
俺、何言ってるんだろう
これじゃまるで、タムのこと好きみたいじゃん
「タムがいないと…さ、寂しいし、……いいから、泊まれ!」
「勇翔……」
ダメだ、これ、確実に言われる
「勇翔、やっぱりつんでれさん?」
「なっ……う、うるさいな……」
「もー!かぁーわいいんだからぁー!」
「……オッサンかよ」
「勇翔、やっぱりタムちんのこと大好きでしょ?」
「ない、ありえない」
「うっそだー!好きでしょ?好きなんでしょ?」
「な・い!!!」
「じゃ、嫌いなのー?」
……どうだろうね
「……嫌い……じゃない…」
「じゃあ、ふつー?」
「普通…んー……さぁね」
「えぇー! さぁね ってなにぃー!?」
「内緒、教える必要ないでしょ」
嫌いじゃない
だけど……
"好き"だなんて、死んでも言ってやんないから
_Fin_
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作者名:あお | 作成日時:2017年7月19日 14時