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窓の外は、漆黒の闇に包まれていた


厨二っぽい言い方だが、まぁ間違ってはいない気がする
タムは知らんが、俺的にはすごく眠い
俺の部屋にはベットが1つ。
まぁ、一人暮しなんだからベットは1つなのが普通だろうが。


「勇翔ぃー、眠いー!」

「知らん。勝手に寝れば」


悪いが、ベットはなにがあっても譲りたくない
いや、ソファで寝るとかは慣れてるけどね。
タムのために俺が妥協するってのが気に入らない


「寒いから一緒に寝よ!!」

「やだ。そんな温かいとこで寝たいなら帰って」


「だ、暖房つけるとかは……」


アホか。
今は夏。いや、暦上では秋。
昼があんな暑いのに、夜が暖房つけるほどの気温なわけないだろう。
それに、俺は人より暑がりな方だ。
暖房なんてつけて寝たら、朝には溶けてるかもしれない。


それに、電気代も勿体無いしね。


「あー……ほら、タオルケットくらいならあるから、使えば」


俺もそこまで鬼じゃないからね。タオルケットの1つや2つなら貸してやるさ。


「じゃあ、もう消すからね」


パチンッと、部屋の電気のスイッチをoffにする

当然だけど暗い
ベットまでに、タムを踏まないように気を付けないといけない


まぁ、自分の部屋の間取りくらいはわかるからね。

なんとか、踏まずにベットに到着。


ベットにダイブ
そんないいやつでもないから、ふわっとするわけでもないし、むしろ少し固くて痛かった


もう、瞼が重すぎる。寝よう。
今なら2秒で眠れる自信がある。


さぁ、行こう。夢の世界へ……!



「うぎょぁぁああああああああ!!」

なに!?
こんな時間に、こんなバカでかい声出して……


「ぎょぎょぉぉぉおおおおおお!!」


……いた、犯人
そうだ、すっかりと忘れてた
タム………こいつは、ボイメン1の睡眠妨害犯だったんだ………


不覚。俺が悪かった。

こんなやつ、泊めなければ良かったんだ…。


どうしよう、眠れる気がしない。

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作者名:あお | 作成日時:2017年7月19日 14時

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