トリップできたので未来を変えます。4【ONE PIECE】 (ページ50)

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クザン「にしても……」

下を向いたクザンさんの視線を追うと、そこには形も大きさもまばらな氷塊
なーんとなく形のいい氷を足で蹴飛ばしてみるとクザンさんも蹴り返してきた

クザン「Aちゃんって強いんだね」

「話そらさないで働いてください」

ツルツルと地面を滑る氷を足で受け止めながら、それにと続ける

「言われるほど強くはないですよ。出来ることだって……まだ、自分の身を守るくらいだし」

私の言葉にクザンさんは笑って返す

クザン「それも謙遜でしょ？」

「……決めつけはよくないですよ」

クザン「どーだか」

「ていうか氷で遊んでないで、仕事してくださいよ……」
私から始めたんだけどさ

クザン「そうだなー……それじゃあ今度デートでもしてくれたら、考えようかな」

「あ」

パリンッ

思わず足に力が入って、踏んでた氷が粉々に割れた

それより今なんつったこの人、デート……？

海軍大将ともあろう人が齢18の女子にデートをご所望とか、大丈夫か海軍

「相変わらず条件つけるのがお好きなようで……」

怒りとか通り越して呆れるわ

クザン「で、どう？」

「いや、どう？って言われても…」

答えなんてわかりきってるけど、みたいな顔して欠伸するクザンさん

そうだねデートなんてする気ないよ私、わかってるじゃないですか

「……いいですよ、デート」

クザン「え、うそマジで」

思っても見なかった答えにクザンさんは私に駆け寄る
肩に手を置いて顔を覗き込まれた時、あまりに必死な顔してるもんだから
つい噴き出しそうになるのを我慢し、私は言った

「私に勝てたらですけど」

ロシナンテ、ごめん
冗談だって笑ったけど色々試してダメだったからさ
デートを餌に最後の手段

実力行使にでます

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はい続きます( ^ω^ )
5も頑張ってまいりますのでよろしくお願いします！

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