トリップできたので未来を変えます。4【ONE PIECE】 (ページ40)

今日:5 hit、昨日:1 hit、合計:116,812 hit

85-2 ページ40

案の定、2人はワンピース特有のあの驚き方をして
さらに案の定、私も兄も爆笑した

そしてみんなお待ちかね、質問タイムという名の尋問スタートだ

センゴク「お前今まで一体何処に！？」

ロシ「なんでまた戻ってきたんだ！」

センゴク「今日来るのはカナリヤ王とそのいもう、と………まさかか、まさかなのか？」

ロシ「そういやあの時消えたのはどうやったんだ！？」

「2人で上手いこと交互に喋らないでください」

唾が飛ぶ勢いで喋る2人をなだめソファに座ってもらう
なんだか懐かしいような気がするけど、実際2、3週間くらいしかたってなかったりするんだよね

「改めて、お久しぶりです」

カナリヤ『この間はちゃんと挨拶できませんでしたが………妹のAが世話になったそうで。

カナリア国、現国王のカナリヤです。
ロシナンテも、久しぶりだね』

親しげに久しぶり、と笑いかける兄に再度お口あんぐりなセンゴクさん
ロシナンテもどう説明しようか、って顔だ

ロシ「お、久しぶりですカナリヤさん」

カナリヤ『うんうん、元気そうで良かったよ』

まるで正月に会う親戚のおじさんみたいだ

カナリヤ『あははっ……訳がわからない、といった顔ですねセンゴク殿。
でも、安心してください。
今日、海軍本部にAを連れてきたのも、ロシナンテとワタシが面識があるのも……

全て1から説明しようと思ってましたので』

センゴク「それは……助かります」

疲れたような声でそう言って、目と目の間をつまむセンゴクさん
見るからにお疲れだ

というかセンゴクさんの敬語って中々レアだな
初めて聞いたわ

センゴク「……はあ」

カナリヤ『重役って大変ですよね。分かります、あははっ』

わあ………

口に出しては言わないけど、兄さんが言うと皮肉に聞こえる
口に出しては言わないけど(2回目)

「んん"………兄さん」

わざとらしい咳払いでそろそろ、と合図する

カナリヤ『ふふ、はいはい………それじゃあまず、ちょっとした昔話から話しましょう。
ロシナンテとワタシたち兄妹が出会った日の話です』

要所要所、捏造をいれつつ宮殿にロシナンテが来た日のことを話す兄

横で黙って聞いてるが穴のない完璧な話ぶり
ほんと流石だわ

センゴク「そんな事が……」

ロシナンテ「あの時は、本当にありがとうございました」

カナリヤ『いやいや……感謝ならこの子に。看病だってAがずっとしてたんだから』

「いいよ別に」
それはいらない情報だっつーの