トリップできたので未来を変えます。4【ONE PIECE】 (ページ6)

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71-1 胸を苦しくさせるページ6

(サンジ視点)

前に上陸した島のレストラン、あそこは最悪だった…

料理の腕も大したことないくせに、金でこの船の従業員を引き抜いていくし
クソジジイは何も言わねえし…そのせいで人手不足な今現在

この船の掃除をしながら、異常がないか、不審なものがないか点検していく

サンジ「たくっ……クソジジイもなんか言えばよかったのに」

オーナー兼料理長であるゼフが引き止めればきっと何人かは船を降りなかっただろうに……

そんなことを考えながら歩いていると、どこからか話し声が聞こえる

サンジ「………いやいや、んな馬鹿な」

ここは海の上で、近くを見回したが船も…剰えボートもない

声がするはずないのだ

……とは思うが、念のため壁から頭だけだしそ～っと確認する

サンジ「……い、た」

本当にいた、どうしよう

軽くパニックにならかけそうなのを深呼吸で落ち着け、持っていたモップやらを壁に立てかける

他に頼る人もいないし、目を離した好きに何かし出すかもと考え、思い切って話しかけることにした

唾をゴクリと飲んで、ゆっくりと近づいていく

サンジ「……あ、あの」

何か話しているようだが、いまいち声が小さくて聞こえない

こちらの声にも気づいてない様子だったので、もう少し大きな声で話しかける

サンジ「ぁの………アンタら、一体何処から…」

ようやく俺の声に気づいたらしい2人はゆっくりとこちらを見る

女の人の方と目が合う、綺麗な青い目
振り返った時に片目が髪で隠れたのをみてドキリとした

あの人と色も似ているその髪が、風に吹かれさらりと靡く

まるでスローモションみたいに

風に吹かれ、もう片方の目も見えるとさっきまでの胸の痛みは消えていた

なんだ、今の

「え、可愛い」

サンジ「え？」

なんだこの人