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あれは一週間前くらいの話
あの後、実家(宮殿)へと帰ってきた私とサクラ
長椅子に腰掛けながら、私がサクラを問いただしていた時だ
「休憩がてらの散歩だったけど……なんか妙に気疲れしたというか、心残りというか」
サクラ「……」
「ねえ、結局最後のあれなんだったの？」
サクラ「……あれ？」
何のことだ、とぼけたように言うサクラに
「いやいやいや……最後のあのサンジ君との、ナイトは多い方が〜うんたらって会話だよ」
サクラ「あぁ〜…………………なんだったっけ」
「ええぇぇぇ………」
そんなバカなこの短時間に忘れるわけ……あ、いや、サクラならあり得る
「昔からそうだけどさ……もちょっと興味ないことも記憶に残そ」
サクラ「例えば？」
興味なさげに私の部屋の本棚を漁りにいくサクラ
私もそうだなー…と目を閉じ考える
「例えば……今回の会話の意味」
サクラ「それは忘れた」
「それはもういいけどさ、あ………まさかとは思うけど、サンジ君のことは分かってるよね？」
サクラ「……」
「てっきり仲良くなったもんだと。金髪の方ね、グル眉の…」
サクラ「あ〜…そんな名前だっけ」
『他は？』
「あとはー……オーナーのゼフさん、今日食べた料理作ってくれた人。
美味しかったし、またバラティエ行k……どしたの？そんな顔し…て」
話してる最中、サクラの顔がどんどん青くなってくもんだから気になって視線を追ったのよ
そしたらね
カナリヤ『ワタシも行きたいなー』
にっこり笑ったカナリヤがいたのよね、A驚愕
そんなこんなで暇を見て3人で料理を食べにきてたわけなんだけど、
カナリヤ『礼儀作法とかここで勉強する？2人とも友達がいた方が楽しいだろうし』
なんて言い出して、挙げ句の果てに
カナリヤ『ゼフさん、サンジ君を少しお借りしても？』
ゼフ「チビなすを？」
カナリヤ『せっかくですから鍛錬でもしようと思いまして……人数合わせに』
「ちょっと、仕事中なんだからやめときなって」
ゼフ「……」
あぁぁ……ほらゼフさんの眉間にシワが
サンジ「ジジイ…」
ゼフ「……皿洗いだけ、済ませてから行け」
サンジ「…っ、おう！」
まあ、ざっと説明するとこんな成り行き、本当に適当だけど
カナリヤ『ほら、うだうだ言ってないで始めるよ』
「おっふ現実ぅー」
カナリヤ『何言ってるのさ……はい、始め』
「あっさりだな、おい」
こうして火蓋は切られたのです、ハイ
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作者名：夏至 | 作成日時：2018年1月18日 17時
