69-1 無駄にハイ ページ2
前回のおぉぉぉおお？あらすじ牛すじ味噌煮込み！
ドジっ子Aちゃん、ぽろっとこぼした小言のせいで海軍のみんなに質問責めされちゃってあら大変！
変な噂(鬼給仕伝説)のこともあったから、居づらくてカナリヤ様にお迎えに上がっていただきマンボウ！ハッ！
そんなこんなで実家(宮殿)に帰ってたわけなんだけど、そこもそこで地獄なわけさトゥーヘル、フゥゥウウ！
あんな教え方あるかってレベルの作法の教え方で、マイピンキー(小指)が瀕死寸前だった私は
弟のサクラと愛の逃避行(テレポート)したんだけど
私の第2の家といっても過言ではない、白ひげ海賊団に行こうとしたはず……なのになんの間違いか海上レストラン「バラティエ」に来ちゃって……
見つからないうちに退散しようとしたけど時すでに遅しまさし
グル眉の天使に見つかっちゃったんだよね、うん…
そんで見つかった時、咄嗟についた嘘
「ご飯食べにきた」を信じた天使が親切に案内してくれてる
「………って感じかな」
我ながらいい振り返りだ、ちょっとテンション高めだけど
サクラ「え、なんか言った？」
「え、う、ううん。なんでもないよ」
最後の方が声に出てたらしい、苦笑いで返せばそう、と一言いってまた前に向き直るサクラ
というか
？「……あ、あのこっちです！」
前を歩く天使君がチラチラとこっちを気にしてるのがめちゃんこ可愛い
「んふふっ…これはこれで、バカンスね」
海上レストランで気ままにお食事、うん中々いい
サクラ「…鵜の真似をする烏って知ってる？」
「え」
上機嫌に天使君の後を歩く私に、突然サクラが言った
鵜の真似をする烏……って、確か…
自分の能力を考慮しないで人の真似をすると失敗するよ〜、みたいな喩えだったか
おっほ、痛いとこをついてくるねサクラさん
「あー……まあ確かにテレポートは失敗したけど、敵船とかじゃないだけいいじゃない、不幸中の幸いだよ」
サクラ「……終わったらすぐ帰るよ」
「あはは、分かってるって………ぉ？」
そうだよね、なんだかんだ私に振り回されてるんだもん
ジト目でこちらを見るサクラに謝りつつ、前を向く
すると、天使君と目が合った
「ん？どうかした？」
？「え、い、いや…なんでもない、です」
こちらを見る、天使君の視線に何か感じて聞いてみるがなんでもないと誤魔化される
前を歩く小さな背中
「……」
個人的な意見だけど
なんか…寂しそうな顔だった気がした
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作者名：夏至 | 作成日時：2018年1月18日 17時
