40-1 タイミングってやつよね ページ31
ロシナンテに事情を話した後、私は少しうつむき考えていた
「んー…」
ノートに書いた通り、懸賞金とかつく前に海軍いっときたいよなー…
しかもちょうど今、目の前に海軍側のロシナンテがいて………
これは今だよな、うん今だと思う
とりあえず、まずは聞いてみるかと顔を上げる
「なあロシナンテ」
ロシ「なんだ？」
「海軍に連れてってくれない？」
ロシ「ああ、いいぞ…ってちょっと待て」
「待てマティカ？」
ロシ「待てまてぃ……？な、なんだか知らないが待てだ、一旦待て」
スーハーと2人で大きく深呼吸して、改めて喋り出す
ロシ「A。お前、自分が今どういう職…うん、職についてるかわかってるのか？」
「海賊です」
ロシ「俺は」
「海軍です」
ロシ「海軍はどういうところか知ってるか」
「海賊捕まえたりするところ」
・
・
・
ロシ「それを知っててなんでさっきの発想に至るんだ！！！」
「イダダダダタダタっ！！！！頭ぐりぐりめっちゃ痛え！！さっきまでの背中さすってくれてた優しいロシナンテはどうしたんだよ！？」
ロシ「そんなの幻かなんかだ！！！」
「もう少し幻に惑わされたかった！！！！！」
ロシ「知るか！というかなんでそういう危険を冒すようなことばっかりするんだお前は！」
「まだ懸賞金とかついてないし、入れ墨もしてない！名も有名じゃない！！！そもそも海軍に私の情報なんかあるわけないんだから行っても平気だって！」
言い切れば、頭を挟んでいた大きな拳はゆっくり離れる
不意に消えた痛みに、どうしたんだと目を開ければ、複雑そうな顔の彼
「…ロシナンテ？」
名前を呼ぶと、そっと抱きしめられる
ロシ「心配なんだよ、Aが」
「私が？」
ロシ「…ああ、もしも…もしものことがあった時。俺じゃあ守りきれる自信がない…」
抱きしめる手が強くなる
ロシ「…………絶対に、海軍で素性を明かすな。無論、戦うのもなしだ」
「それが、条件？」
頭上で、こくりと頷くロシナンテ
「…わかったよ……名前以外の素性は明かさないし、戦わない。ロシナンテに心配させるようなこともしないようにする。……これでいい？」
にっこり笑い、確かめるようにきく
ロシ「……はぁ……本当は反対だが、俺はAの言葉を否定できないみたいだ」
溜息を吐きつつも、諦めてくれたようだ
「ありがと、ロシナンテ」
ロシ「…どういたしまして」
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夏至(プロフ) - 流星さん» あ、ありがとうございます…！！！書きたいシーンが多くてグダグダしてると思ってたんですが、そう言ってもらえて幸いです！( ；∀；)これからも更新頑張りますので見てやってくれると嬉しいです！ (2017年12月3日 14時) (
レス) id: 1d1b3b23c8 (このIDを非表示/違反報告)
流星(プロフ) - 隊長たちとの絡みが面白く、更新されるたび真っ先に読んでいます！これからも頑張って下さい！ (2017年12月3日 13時) (レス) id: 6174f5697a (このIDを非表示/違反報告)
夏至(プロフ) - そーけんびちゃ(仮)さん» わあああ！コメントありがとうございます！めっちゃ励みになりますうぅ…これからも更新頑張りますのでよろしくお願いします！( ^ω^ ) (2017年11月29日 18時) (レス) id: 7e86a011b2 (このIDを非表示/違反報告)
そーけんびちゃ(仮) - 後編おめでとうございます！面白可笑しく見させてもらわせています！更新頑張ってください！ (2017年11月29日 14時) (レス) id: 2bedc945c7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夏至 | 作成日時：2017年11月27日 22時
