12-1 遭難者と追いかけっこ ページ25
港で「次はコラボ山だ！」と決意してから早数日
村で必要なものを買い足したり、1年ぶりに服を新調したりしていたらこんなに期間が空いてしまった
「さーて、今日こそはお山に行かないと……まずは情報収集だな」
コルボ山……となると、やっぱりあの人かな
真っ先に思い浮かんだ人物の元へ
港にほど近い宿を出てから村へ入り、酒場にいるマキノさんを訪ねる
「すいませーん」
マキノ「いらっしゃいませー…あら！お姉さん、確かサクラくんの…」
サクラをシャンクスに預けたあの日に顔は覚えられてたらしい
とりあえず挨拶しとかないとね
「姉のAです、サクラがお世話になりました」
マキノ「いえいえ！サクラくん、年の割に落ち着いててとってもいい子で！むしろこっちが店の手伝いやら酔っ払った方の介抱やらせちゃって…お世話になってます！」
あ……(察し)
サクラのシャンクスへの扱いが雑な理由はこれか
「あはは………あ、それで今日はマキノさんに聞きたいことがあって」
マキノ「？ 私にですか？」
自分を指差しながら首をかしげるマキノさん
あーーー可愛い
「はい。コルボ山への行き方を知りたくて…」
マキノ「コルボ山に行くんですか？だったら簡単な地図でもかきますよ」
「本当ですか！そりゃあ助かります！……あ、紙とペンは私のをどうぞ」
カバンから絵を描きたいとき用に持ってきていた紙とお気に入りの万年筆を出す
マキノ「わぁ…綺麗な万年筆……！」
「ふふっありがとうございます、兄からのプレゼントで」
確か11歳の誕生日にもらったもので、見た感じは黒を基調としたシックなデザイン
しかし中に使われている部品やらが高価な金属や宝石でできている、と兄さんが言ってたっけ
これいくらくらいするの？と価値を聞いてからは、絶対に失くせないと大事に扱っている代物だ
マキノ「はい！できましたよ」
「あ、ありがとうございます！えっと、それじゃあ私はこれで」
長居しても邪魔になるかと思い、マキノさんにもう一度感謝を伝えそそくさと店を出ようとしたその時
マキノ「Aさん！」
「？」
何か忘れ物でもしたかな、と振り返るとそこには笑顔のマキノさん
マキノ「またサクラくんと……お兄さんと、ご家族でいらしてください！」
ぺこりとお辞儀するその姿に、胸の奥が熱くなる
「！……ありがとうございます！マキノさん！！！」
笑顔のマキノさんに私も笑顔を返し、書いてもらった地図を見ながら私は走り出した
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーカラー
あずきいろ
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夏至(プロフ) - れんすけさん» そんな言われちゃうと作者、天狗になっちゃうので言っちゃダメっすよw絵はまだマシとして…文がw文の方ももうちょっとうまく書けるようになりたいです……(; ´∀｀) (2018年1月16日 19時) (
レス) id: 1d1b3b23c8 (このIDを非表示/違反報告)
れんすけ - あと画力分けて欲しいですww (2018年1月15日 22時) (レス) id: 4bd8d4113b (このIDを非表示/違反報告)
夏至(プロフ) - れんすけさん» ありがとうございます！最近見直したらイラストいれてないのに気づいてめっちゃ急いでいれましたwwそういっていただけて嬉しいです！(*´∀｀*) (2018年1月15日 21時) (レス) id: 1d1b3b23c8 (このIDを非表示/違反報告)
れんすけ - 絵がめっちゃいい感じです！想像しやすくなったのでやっぱ絵があったほうがいいですね(*´ω｀*) (2018年1月15日 15時) (レス) id: 4bd8d4113b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夏至 | 作成日時：2017年11月19日 18時
