99. 本心は�� ページ4
イライラしながらパソコンに向かい続け、やっと今日の仕事を終えた。
いつも以上に疲れた、気がする。
帰る準備を進めていると、電話が鳴った。
ーー祐也からだった。
(…珍しいな)
そのまま放置してたけど、切れる気配がない。
気が乗らないまま電話に出た。
至｢何の用…｣
『でも、どうしたの？急に家に来たいって…』
至｢……A？｣
電話越しに聞こえた声は、間違いなくAの声だ。
『まぁお前と話したかったってのもあるし、ちょっと野暮用がな』
…今度は、祐也の声。
(何で一緒に…家って、Aの？)
一気に頭が混乱する。
そのまましばらく2人の会話を聞いていた。
ーー服が擦れるような音と、くぐもった声。
何をしているのか、すぐに予想がついた。
(祐也、アイツーー！)
車を飛ばして、すぐにAの家に向かった。
A｢ゆ、祐也にぃ…！起きれないから…っ｣
祐也｢わざとそうしてるんだ。分かるだろ？｣
……いつもと変わらない笑い方。
目の前にいるのは祐也にぃなのに、知らない男の人みたいだった。
…ネクタイを床に投げ捨てて、そのままシャツのボタンを一つずつ外していく。
それを見るのが恥ずかしくて、パッと顔を背けた。
ジタバタと暴れてみるけど、手を抑えられて身動きができない。
祐也｢…ほら、こっち向け｣
くいっと顎を捕まれ、無理やり目を合わせられる。
…祐也にぃはすでに上には何も着てなくて、男の人の肌をこんなに間近で見ることは初めてで、息が詰まる。
祐也｢…オレは、Aが好きだ｣
A｢っ……！｣
急に真剣な顔になって、そう言われる。
(…私、私は……)
祐也｢…ま、答えは後で聞かせてくれ｣
A｢やっ…祐也にぃ！｣
再び祐也にぃが深く覆いかぶさって、首筋にキスを落としていく。
くすぐったいような、よく分からない感覚が広がる。
(私、どうしたら…！)
…祐也にぃの手が服越しに体に触れたとき、一気に頭がハッキリした。
A｢や……至さん…！｣
祐也｢…！！｣
やっと出た声。
それを聞いて、祐也にぃの動きが止まった。
…ゆっくり顔を上げて、目が合った。
祐也｢…そろそろかな｣
A｢え…？｣
祐也にぃがフッと笑った瞬間、勢いよくドアが開けられ、音のする方に目を向けた。
そこにいたのはーー…
A｢…至、さん…？｣
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時雨 - 読ませてもらいました！万里君のシスコンが可愛すぎる！こんなに愛されてみたいですね。たるちは安定の可愛さで、裕也さんはthe大人の男の人感がかっこいい！ (2020年4月4日 13時) (
レス) id: 965ecb5c1a (このIDを非表示/違反報告)
うりうり(プロフ) - 罰ゲームなんなんですかああああああああ！！！！ (2019年9月10日 16時) (レス) id: 11d35ae2ce (このIDを非表示/違反報告)
クリア - すごい面白かったです。更新頑張ってください！ (2018年3月3日 8時) (レス) id: 0c79b731d4 (このIDを非表示/違反報告)
柊(プロフ) - 小説読みました！！！ 面白かったです！更新頑張ってください！！ (2017年12月17日 8時) (レス) id: 9cb1ed3aee (このIDを非表示/違反報告)
Mina(プロフ) - じゅんたんさん» そんな嬉しいこと言ってもらえるなんて…嬉しすぎます(T ^ T)いつも読んでくださってありがとうございます！駄作ですが、これからも読んでいただけると嬉しいです(^^)更新頑張ります！ (2017年11月6日 9時) (レス) id: da5037e298 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Mina | 作成日時：2017年11月5日 9時
