50. 断片 ページ6
万里「Aー、学校行くぞー」
A「ま、待って！お兄ちゃん早くない？！」
万里「フツーだろ。急げ急げ」
次の日の朝
お兄ちゃんが朝、家まで迎えに来てくれた。
毎日一緒に登下校してたらしく、私もお兄ちゃんと一緒なら心強い。
万里「…昨日は、悪かった。ロクに話出来なかったし……あの時、Aを殴るつもり無かったのに…」
A「平気。腫れてもないし、気にしないで」
万里「…ホント悪い」
あの時、誤って私を殴ってしまったことを気にしてるみたいだった。
A「あの後、どうなったの？」
万里「…兵頭と話して、アイツも本気って分かったから、何も言えなかった」
A「そっか…」
万里「…決めた」
お兄ちゃんがピタッと足を止めた。
万里「…オレさ、応援すっから。Aが誰を選んでも」
A「お兄ちゃん…？」
万里「何があっても…オレだけは、お前の味方だから」
ッ―――！！
『もう泣くなよ。オレだけは、Aの味方だから』
頭が、痛い――…
万里「A！？」
A「お兄、ちゃ…」
…ただ、背中を追いかけてた。
ずっと、守られてただけだった。
追いつけなくて、どんどん距離が出来ていって。
そんな自分を変えたくて、お兄ちゃんって呼ばなくなったんだ――…。
A「…万、里」
万里「っ…！ お前、記憶…！」
A「心配かけて、ごめんね」
力なく微笑むと、万里が抱きしめてきた。
僅かに震えている万里にそっと腕を回した。
―――ああ、やっと、思い出した。
万里「……この、バカ…！」
A「…生まれてからずっと一緒だったのに、忘れてたなんて、自分でも信じられない」
万里「…ホンット、手のかかるヤツ」
――万里が、泣いてる。
私の前で泣くなんて、いつぶりだろ。
(…大好きだよ、万里)
――その後、2人仲良く遅刻しましたとさ。←
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Mina(プロフ) - 姫林檎さん» ひめりんごさん！嬉しいお言葉ありがとうございます！( .. ) 亀更新ですみません…(泣) これからもがんばります(^^♪ (2017年10月28日 9時) (
レス) id: da5037e298 (このIDを非表示/違反報告)
姫林檎 - Mina様初めましてひめりんごと申します。毎度毎度更新させれるのを楽しみにしていますヾ(●´∇｀●)これからも頑張ってください！ (2017年10月28日 1時) (レス) id: 30815a9d4d (このIDを非表示/違反報告)
Mina(プロフ) - pineさん» すみません！外しておきますね。ご指摘ありがとうございます！ (2017年9月7日 17時) (レス) id: da5037e298 (このIDを非表示/違反報告)
pine(プロフ) - オリフラ外してくださいね (2017年9月7日 6時) (レス) id: 3bc5a1844b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Mina | 作成日時：2017年9月7日 1時
