86. 至と祐也�� ページ33
――入社式の後、オリエンテーションでペアと話す時間があった。
案の定、向こうは何も話さない。
…気まずいんだけど。
至「ねえ、オレ何かした？」
祐也「別に」
至「ならこっち向いてくれてもよくない？」
祐也「断る」
至「…うざ。言いたいことあるなら言えよ」
ボソッと呟くと、祐也はようやくこっちを見て、フッと不敵に笑った。
祐也「何だ。やっぱそれが素か」
至「は？」
祐也「ヘラヘラしてんのが気に食わなかったんだよ。そんなヤツと仕事したくねぇし」
至「何それ、意味不」
祐也「お前みたいな裏表あるヤツが1番嫌いなんだ。オレの前でくらい素でいろよ」
…何コイツ。
聞いてれば何もかも分かってるような口ぶりで…。
至「…そっちこそ、勝手なこと言わないでくれる？オレのこと何も知らないくせに」
祐也「初対面なんだから当たり前だろ」
……何か、正直、イラッとする。
至「何、ケンカ売ってるわけ？」
祐也「いや？ただ、こうやって腹割って話さねぇと仲良くなれる気がしねぇからな」
至「てか、タバコやめて。臭い嫌いなんだけど」
祐也「これ吸い終わったらな」
…ダメだ、とことん合う気がしない。
何も話す気になれなくて、大げさにため息をついた。
祐也「そういえば…オレは金城祐也、年はお前と一緒」
至「このタイミングで自己紹介？」
祐也「名乗ってなかったって思ってな。お前は？」
至「…茅ヶ崎至」
祐也「よろしくな、茅ヶ崎」
…やっぱり意味が分からない。
今まで色んな人に会ってきたけど、ここまで訳分かんないヤツは初めてだ。
「コレ、あと15枚ずつコピーしてくれ」
「例の案件、どうなった？」
「ここのスペルミス直しとけよ」
――祐也は、極限までサボろうとするオレをたまに説教して、オレの倍くらい働く。
…一緒に仕事をするうちに分かってきた。
祐也は何にでもストレートな性格で、だから多分…入社式の時のアレも、ただ本音をぶつけただけだと思う。
(…何だ、ただのイイやつじゃん)
祐也「ああそうだ。昨日のプレゼン、もう少し凝った内容にしろよ」
至「は？」
祐也「あんな退屈なプレゼン、聞いてて眠くなる」
――前言撤回。
やっぱコイツ、嫌いだわ。
、、、、、、
『聞いててハラハラします、この会話…』
祐也『はは、そうか？』
至『もう少しオブラートに言ってもいいと思うけど』
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Mina(プロフ) - 姫林檎さん» ひめりんごさん！嬉しいお言葉ありがとうございます！( .. ) 亀更新ですみません…(泣) これからもがんばります(^^♪ (2017年10月28日 9時) (
レス) id: da5037e298 (このIDを非表示/違反報告)
姫林檎 - Mina様初めましてひめりんごと申します。毎度毎度更新させれるのを楽しみにしていますヾ(●´∇｀●)これからも頑張ってください！ (2017年10月28日 1時) (レス) id: 30815a9d4d (このIDを非表示/違反報告)
Mina(プロフ) - pineさん» すみません！外しておきますね。ご指摘ありがとうございます！ (2017年9月7日 17時) (レス) id: da5037e298 (このIDを非表示/違反報告)
pine(プロフ) - オリフラ外してくださいね (2017年9月7日 6時) (レス) id: 3bc5a1844b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Mina | 作成日時：2017年9月7日 1時
