88. やっぱり ページ35
至「…何か、いざ話したら恥ずかしいんだけど」
祐也「そんな大した話でもないしな」
A「でも、聞いてて楽しかったです。祐也さん、結構言いたいこと言うんですね？」
祐也「まーな。そういう性分なんだ」
至「これでモテるから謎」
…うん、やっぱり、いいコンビだと思う。
至さんも祐也さんも、正反対のように見えて、何だか似てる気がする。
祐也「…至、会計しといてくれ」
至「え、オレ？」
祐也「動きたくねぇんだよ。ほら、カード貸すから」
至「任せて」
祐也さんからクレジットカードを受け取って、足取り軽くお会計に行った。
……少し黙った後、祐也さんはタバコを消した。
祐也「…アイツのこと、本気なのか？」
A「えっ…？」
…祐也さんが、真剣な顔をした。
A「…はい」
祐也「……そうか」
祐也さんが寂しそうに目を伏せる。
(何で、こんなカオして…)
祐也「名前聞いた時から思ってたんだ。…やっぱり、オレとアンタは、小さい頃に会ってる」
A「え…？」
祐也「あのクソ生意気な兄貴は元気か？」
A「…万里のこと、ですか？」
祐也「そう」
どういう、こと？
何で祐也さんが万里のこと知って…。
…祐也さんが、ジッと私を見つめる。
祐也「…まだ思い出せないか？」
A「……すみません」
祐也「…残念。『大きくなったら祐也にぃと結婚する！』って、可愛いプロポーズまでしてくれたのに」
A「え…？……っ！」
『祐也にぃ、大好き！』
『はいはいありがとう』
『オレの妹にちょっかいだすな！このヤンキー！』
―――思い出した！！
A「…小さい頃、隣に住んでた、祐也にぃ…？」
祐也「やっと思い出したか」
ニッといたずらっぽく笑う。
A「えっ…えぇ？！だ、だって名字…！」
祐也「あの後母さんが再婚したからな」
A「そ、そうだったんだ…」
祐也｢お前は相変わらずだな｣
A｢…祐也にぃも｣
…記憶が無くなった時、祐也にぃのことも忘れてたんだ。
――忘れる訳ないのに。
だって、祐也にぃは私の……
祐也「…初恋の相手と、まさかこんなトコで再会するとはな。元気そうで何よりだ」
くしゃっと頭を撫でた。
A「えっ……？」
――その時、背後に人の気配を感じた。
至「…どういうこと？祐也」
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Mina(プロフ) - 姫林檎さん» ひめりんごさん！嬉しいお言葉ありがとうございます！( .. ) 亀更新ですみません…(泣) これからもがんばります(^^♪ (2017年10月28日 9時) (
レス) id: da5037e298 (このIDを非表示/違反報告)
姫林檎 - Mina様初めましてひめりんごと申します。毎度毎度更新させれるのを楽しみにしていますヾ(●´∇｀●)これからも頑張ってください！ (2017年10月28日 1時) (レス) id: 30815a9d4d (このIDを非表示/違反報告)
Mina(プロフ) - pineさん» すみません！外しておきますね。ご指摘ありがとうございます！ (2017年9月7日 17時) (レス) id: da5037e298 (このIDを非表示/違反報告)
pine(プロフ) - オリフラ外してくださいね (2017年9月7日 6時) (レス) id: 3bc5a1844b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Mina | 作成日時：2017年9月7日 1時
