ある女の物語 (ページ35)

今日:32 hit、昨日:2 hit、合計:22,049 hit

31話ページ35

クザンside

最近、新聞で毎日といっていいほどよく見かける

「死神」という名前

世間では史上最悪の殺し屋、とか

首の皮1枚を残して人を殺せる、とか

まぁいろいろあるらしいんだけど、

本当は悪さをしてた海軍を殺していったらこんな名前をつけられちゃったかわいそうな子なんだよねー

でも、首の皮1枚を残して人を殺せる、

というのは多分本当

それくらいの実力はある

で、なんでそんな話をしてるかというと

今その子を追ってるんだよねー

最近死神が白ひげ海賊団に入った

っていう噂があるから調べに行ってこいって

センゴクさんにいわれたからここにいるんだけど

ハズレみたいだから休憩しに食堂にいったら

着物を着たお団子の女の子がいた

とりあえず殺気を殺してナンパ程度で声をかけてみた

キジ「そこのお嬢ちゃん？一緒に食べませんか？」

すると

「ふふっごめんなさいねあたし今日は連れがいるの」

と、すごく可愛らしく、美しく笑った

うわーめっちゃ美人

これがもしホントに死神でもさそってるな

キジ「あららーそっかーじゃあその連れがくるまでご一緒させてもらえる？」

ダメもとでいってみたら

「じゃあ少しだけですよ？」

おっ！マジか！少し話を聞き出してみるか

キジ「ありがとねーお嬢ちゃんお名前は？」

「ラキです」

ふーん、ラキねー

ここは嘘をつかずに話すか

キジ「そっかそっかー俺はクザンっていうんだー海軍の仕事で来てたんだけど飽きちゃってさー」

演技がうまいな

でも俺は見逃さなかったよ

一瞬驚いたのをね

「そうなんですか、なんの仕事をしてたんですか？賞金首を捕まえる、とかですか？」

今度は俺が質問を答える番か

クザン「そーなのよーラキちゃんもきっと知ってると思うよー死神の名を」

これは確定だな

あとをつけてみるか