空から息子が降ってきた！？【時透無一郎】

パパうえ 35 ページ37

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『やばっ、もうこんな時間！？』





まずい。時透さんが任務に出かけたのがお昼という
事はもうすぐ時透さんは戻ってくるだろう。




なのに私はずっと庭の手入れしかしてない




=夜ご飯も何も出来てない＼(^q^)／









『まずい！！早く支度しなきゃ！！！』








土まみれの手を綺麗にして、夜ご飯の支度をした。









_____それから日も落ち、空には月が浮かんでいた。



その頃には私も支度を終え、時透さんの帰りを
ひたすら待っていた。



ふと、上を見上げると___今日は満月だった。

大きな月が私の瞳をいっぱいにする。









『今日は満月かあ……きれい…っ』ﾎﾟﾛｯ









_______そう。私は満月の日に月を見ると何故か


涙が出てしまうのだ。


これは昔からのことで、私が月の呼吸を使うというのもこれが関係してるんだと思う。









満月を見る度に心がぎゅっ、と______まるで心臓を握り潰されているような感覚に襲われる。









_____なんなんだろう。この気持ち。




_____心がぎゅっとして苦しいの。




_____________この気持ちは何？









今日も私は月に溺れるように、涙を流した。____









_____無月「……ママうえぇ…」


胡蝶「！？！？こ、これは……！！！！！」


無月「うっ、うぅ……びぇぇええん！！！！！」









胡蝶 (これは時透くんに…いや、御館様にもご報告すべきですね)









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