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ふと、目を覚ますと真っ白な天井が目に入る。







……あれ、ここは。







思い出してみても、頭が痛くて、まったく記憶が無い。









横を見ると、誰かが顔を布団につけて寝ていて、少し重みを感じる。






…もしかして、大我…?









私はじっと彼を見つめる。









『…大我?』








「……ん、起きた?」








そう言って、顔を上げる。







『あっ…、しんちゃん』






私の願望が大我だったのかもしれない。





そこには大我じゃなくて、しんちゃんがいた。





しんちゃんで、少しがっかりする自分もいる。








慎太郎「…やっと、起きたんだね、よかった」







『あ、あの、私…まったく記憶なくて、』







すると、しんちゃんは私の目を見て、頑張りすぎなんだよ、と付け加える。







私には何が何だかさっぱりだった。








慎太郎「疲労で倒れたんだよ。睡眠不足と栄養不足だってさ」







…そうだ、私あのまま意識なくしちゃったんだ。









『私どれくらい、ここにいるの?』






ふと、窓に目を向けると、夕方くらいのオレンジ色の空がぱぁっと澄み渡っていた。






…お昼に倒れて、そのまま夕方を迎えたんだ。








慎太郎「丸一日半」





『えっ、』





慎太郎「昨日のお昼に倒れて、そのまま1日ずっと目を覚まさなくて、今はその次の日の夕方」









想像以上に寝てしまったことに驚きを隠せない。








慎太郎「もうこのまま目を覚まさないんじゃないかって、みんな心配してたよ。」






特に大我が、って、しんちゃんは付け足す。







…嬉しい、心配してくれたんだ。








慎太郎「今日は、俺が授業ないからずっと付き添ってた」








大我じゃなくて、ごめんね?と、しんちゃんは付け足す。






まるで、私の心を読んでいるようだった。









『ううんっ、…それより、ここは?』






慎太郎「近くの病院。大我が電話で救急車呼んでくれた」









すると、しんちゃんは、ちょっと待ってねと言って、ベットの上にあるドクターコールを鳴らす。









慎太郎「多分大丈夫なんだけど、一応Aちゃんが目覚ましたら鳴らしてって言われてたんだ。多分、明日には退院できるんじゃないかな?」








すると、お医者さんと看護師さんが私の部屋に入ってきて、軽い診療が始まる。









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りこ - すごい面白いです!また交換していただけると嬉しいです (2020年4月27日 9時) (レス) id: 4d62ada711 (このIDを非表示/違反報告)
みな(プロフ) - 更新楽しみにしてます!! (2019年9月7日 0時) (レス) id: dc867d738f (このIDを非表示/違反報告)
みーちゃん。 - とても、面白いです。更新待ってます。 (2019年8月4日 8時) (レス) id: 94770c9e14 (このIDを非表示/違反報告)
なつみかん。(プロフ) - annintamtamさん» コメントありがとうございます!今後も楽しんでいただけるように頑張ります!!! (2019年7月20日 11時) (レス) id: c0f86098d8 (このIDを非表示/違反報告)
なつみかん。(プロフ) - ゆなさん» コメントありがとうございます!大好きだなんて、嬉しくてにやにやしちゃいますっ笑 頑張りますので応援よろしくお願いします♪ (2019年7月20日 11時) (レス) id: c0f86098d8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:なつみかん00 | 作成日時:2019年7月6日 19時

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