43 ページ43
慎太郎「はい、お待たせ!」
しんちゃんから報告書を貰って、書いてあることを覗く。
【Aちゃんを初めて担当しました、森本です。今日は〜〜しました。復習お願いします。そして、宿題は〜〜で、〜〜。次回は通常の京本に代わります。よろしくお願いします。】
あんなにふざけてたのに、しっかり内容を書いていてびっくりする。
慎太郎「じゃ大我のこと嫌いになったら俺のとこすぐおいでねっ!」←
『ふふっ 笑 京本先生寂しがっちゃいそう 笑』
慎太郎「だろうな 笑 実は授業始まる前にも大我からLINEきて、Aちゃんのことずらーって長文送ってきたんだよ」
そう言うと、しんちゃんは私にLINEの内容を見せる。
【大我:慎太郎!Aちゃんは髪の毛長くて色白くてとりあえず可愛いからその子が来たら声掛けてあげて!たぶん、慎太郎のこと把握してないみたいだから、どの先生が担当か分かんないと思う。あと、〇〇の分野が苦手だから丁寧に教えて欲しくて、でも〇〇は完璧だから復習しなくて平気。それから〜〜〜。それと、家遠いから帰りは遅くならないように21時に帰らしてあげて。俺の担当の子を横取りしたら容赦しないから!】
…すごい。
私よりも、私のことを分かってる。
慎太郎「すごくない?こんだけ担当してる子を大事に思ってるなんて、珍しいよ。俺も大切にしてるけど、大我には負けるね」
そう言うと、しんちゃんは焦り始める。
慎太郎「やべっ、21時過ぎちゃった、大我に怒られるから早く帰ろう 笑」
『あっ、はいっ。 笑 ありがとうございました!』
しんちゃんと玄関まで行って、もう一度お礼してお別れする。
第三者から言われると、やっぱり大切にしてくれてるんだなって実感して嬉しくなる。
144人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「京本大我」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
なつみかん。(プロフ) - ひまわりさん» コメントありがとうございます!文章を褒めてくださるの初めてで凄く嬉しいです。もっと更新できるように頑張ります! (2019年6月21日 0時) (レス) id: c0f86098d8 (このIDを非表示/違反報告)
ひまわり(プロフ) - 文章が綺麗でとても好きです。更新楽しみにしています...! (2019年6月20日 15時) (レス) id: 7242c34cf9 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:なつみかん00 | 作成日時:2019年6月18日 0時