近所の菊池くん

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『えっ、食べる食べるっ』







パクッ








『ん、おいしー！』







風磨「だろ？笑 あいつらには買ってねーから、内緒だからな」







そう言って笑う風磨。






またしても心がきゅんってなった。






お団子を食べて、私がペットボトルのお茶を飲んでると、







風磨「え、俺にもお茶ちょうだい」







『えーやだ』







風磨「は、別にいーじゃん、俺を餓死させる気か」







『ふふ笑 冗談だよ、はい』








……待って、間接キスじゃん、やば。





あんま深く考えてなかったけど、え、ドキドキする…。








風磨「お前ってさ、彼氏いねーの？」






『え、いると思う？』






風磨「いないと思う」←







『え、ひど。どういう意味！』







風磨「いやーこれで彼氏いたらお前小悪魔すぎだろ。男しかいねえBBQにどこの男が許すと思ってんの」







『あ、そういうことね。いや、ていうかまず、風磨の友達って女の子もいると思ったもん』








風磨「あー俺、あんま異性の友達作んないから」








『あ、そうなんだ』







風磨「うん。まあ、お前は例外だけどな」







それを聞いた途端、嬉しいような嬉しくないような複雑な気持ちになった。







私はやっぱ友達としか見られてないんだ…。






数少ない風磨の異性の友達っていうのも嬉しいけど、それよりも友達としか見られていないことに少しショックを受けた。









風磨の危ない運転も無事に終わって、みんなの待つ川へ。

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