【ワンピース】Today is windy day【サボ】 (ページ2)

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episode2 ページ2

「おい、A、もう船から降りていいぞ」

シャンクスからAに上陸許可が下りたのは、その翌朝だった。

「本当に!?やったー！」

ウキウキした顔で船から降りていくA。シャンクスたちはやれやれ、と呆れ顔だったが、それでもどこか嬉しそうだった。

ここは、先ほどシャンクスとAが話していたドーン島――その一角、フーシャ村。
豊かな緑のせいか牛がたくさん放牧されており、またその名の通り大きな風車も代名詞として語られる。

「あなた、この村の子じゃないよね？」

唐突に誰かに話しかけられ、驚くA。
よほど驚いたのかびく、と一瞬肩を震わせ、声の主をクルリと振り返る。

「あっえっ……と……
はい…………」

Aの応答に対し、緑色の髪を持つ女性は言った。
驚きか警戒心か、固まるAに女性は気さくに笑いかける。

「うふふ、そんなに固くならないで。あなた、シャンクスさんのとこの子でしょ？
私はマキノって言うの。あなたの名前は？」

「………私はA・エテジアン。」