○やっぱり緑でした○ (ページ26)

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73話ページ26

青視点
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「あー.....16時半かー.....」
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今日はこのあと19時ごろからてつやの家で撮影がある
一通りの用事を済ませて、1人で車を走らせ暇を持て余していた
このままてつやの家に向かってもいいがあまりにも早すぎる
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「そういやAの大学ここらへんだったなあ」
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今日は撮影の手伝いをしにAもてつやの家に来る予定だ
近くを通ったのも何かの縁だと思い、Aを拾ってからてつやの家に向かうことにした
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車を停めて、大学内に入った
サングラスを掛けているとはいえ、やはりバレてしまうわけで、あっという間に人集りになった
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「ごめんね、Aを探してるんだけど同じ学部の子とかいる？」
「あ！Aならさっき図書館を出て学術棟の方に歩いてました！」
「そうなんだ。ありがとうね！」
「いっ、いえいえ！！！」
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同じ学部の子の情報を頼りに学内の案内を見ながら学術棟に向かった
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「たしかここら辺だけど...........ん....？？」
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200m程離れたところで誰かが倒れていた
大丈夫かな.....
心配になり駆け寄った
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「っ！！？？！！？A！！？？」
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倒れていたのは、Aだった
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「わっ.......私っ.......私っ......悪くないっ.......」
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息も絶え絶えな彼女の傍には、血で赤く染まったナイフを持ち立ち竦んでいる女の子がいた
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ポケットからスマホを取り出し、119番を押し、救急車を呼んだ
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「Aっ........」
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頼むから、死なないでくれ........
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