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山田side

そして裕翔は大ちゃんと伊野尾ちゃんの方を交互に見て頭を下げた。

「勝手に疑って、ごめんなさい…っ」

そして長い沈黙が流れた。
皆、裕翔の姿を見て驚いていた。急に頭を下げ謝ってる裕翔に、皆黙って見ていた。

そのとき、まだ頭を下げる裕翔の方に歩いていき軽く背中を叩いた音がした。
大ちゃんだった。

「俺がやってないってこと…分かってくれれば俺はそれでいいし、お前がちゃんと謝れるやつってのは今見て分かったから。」

大ちゃんは軽く背中を摩った。
そして今度は伊野尾ちゃんが裕翔に近づいた。

「裕翔。」

「っ…」

「俺も、…ごめんね。」

「…っ、え…」

裕翔は伊野尾ちゃんを見るように少し顔を上げた。
伊野尾ちゃんは横目で裕翔と目を合わせずらそうだった。

「裕翔じゃないのは…分かってたはずだったんだけど…ごめん。ただ裕翔と繋がる条件を見つけて、…それで仲間割れみたいになっちゃったし…」

「いのちゃんだけじゃないよ…俺が始めたことだし…っ」

「…裕翔、ごめんね…顔上げて…?」

裕翔はその伊野尾ちゃんの声にゆっくりと、顔を上げた。

「いの…ちゃ…」

「年上が年下泣かせてどうすんだってね…」

伊野尾ちゃんは裕翔のことを許したのか、柔らかく笑って、でも眉は八の字で裕翔に何回か謝ってた。
裕翔も抑えきれなくなったのか、伊野尾ちゃんに大きな声でごめん、と謝ると思いっきり抱きついた。
伊野尾ちゃんは驚いてふらついてたけど何とか耐えて裕翔を受け取った。

「裕翔、力強いって…」

なんて笑いながら裕翔に抱きつかれてる伊野尾ちゃんは言った。

「おいお前ら!2人だけってずるいぞ!俺も混ぜろ!!」

その光景を見ていた大ちゃんも思いっきり2人まとめて抱きついた。
伊野尾ちゃんは苦しい、とまた笑って、裕翔は涙は少し引っ込んで笑っていて、大ちゃんは楽しそうに笑っていた。

「なんだ…解決できんじゃん。すげぇな知念。」

俺は少しだけ微笑んで、知念をつついた。
知念は安心したように笑って俺の倍でつつき返してきた。…痛てぇ。

「で?その答えは本当なのかよ」

「多分ね…高い確率かは分からないけど。」

「俺が渡した瞬間から解いてたのか?」

「怪しすぎるったらありゃしない。こんなの解いてくださいって言ってるようなもんだもん。解けた瞬間簡単みたいに思えて考えすぎてた自分がなんか恥ずかしかったよ」

ほら、と知念が円盤の入っていた封筒を見せてきた。俺はもう1回よく見るために知念に寄った。

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デカリュク(プロフ) - 山田「ねぇ待って、高校生が武器持っちゃダメじゃない?」 薮「まぁ、小説の中の話だから」 山田「えぇ…」 (2021年7月24日 21時) (レス) id: 97e8ebb4a5 (このIDを非表示/違反報告)
デカリュク(プロフ) - miomiyuさん» 互いに頑張っていきましょうね…!!私もmiomiyuさんの作品見て元気貰ったりします…!!笑 (2021年6月6日 2時) (レス) id: 97e8ebb4a5 (このIDを非表示/違反報告)
デカリュク(プロフ) - miomiyuさん» これからも週に何回ぐらいの頻度かもですが、よろしくお願いします。いきなりでもとても嬉しかったですよ。miomiyuさんの言葉に何かから救われた気がしました。本当にありがとうございます…!! (2021年6月6日 2時) (レス) id: 97e8ebb4a5 (このIDを非表示/違反報告)
miomiyu(プロフ) - デカリュクさん» 良かったです笑デカリュクさんの作品見て私も作品作り頑張ります!笑 (2021年6月6日 2時) (レス) id: 653723af42 (このIDを非表示/違反報告)
デカリュク(プロフ) - miomiyuさん» miomiyuさん…、ありがとうございます…。なんかコメント見て泣きそうでした…笑 全然綺麗事じゃないですよ。むしろ私にとっての大切なありがたい言葉です。本当に励ましの言葉です。沢山の褒め言葉ありがとうございます…元気出ました。伝えたい事が伝わってきました。 (2021年6月6日 2時) (レス) id: 97e8ebb4a5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:デカリュク | 作成日時:2021年4月20日 19時

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