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山田side
｢うん､校長も校長としてもう辞任しそうな危ないラインにいそうだし｡｣
｢ありえないわ…｣
あはは､と俺は苦笑いする｡
ありえないだなんて何度も思ってきたことだし､正直あの危なっかしい校長にもそろそろ慣れてきそうで怖い｡
｢でも､なんで記者とか湧かないんだろ…町内放送なんてしたら､記者とか湧いたりするよね?｣
｢あっ､確かに…｣
裕翔のある言葉に俺は考える｡
確かに町内放送でボスの存在が分かったのに記者は今のところ全く湧いていない｡
学校にも聞こえていたし､放送の始まる音からして町内放送なのに､なんで…
｢なんかそのボスってやつが脅迫とかしてんじゃない?記事に書いたり学校に湧いたりしたら潰す的な｡｣
｢うわーボスこっわ…あとさ､伊野尾ちゃん走って戻ってきたのか分かんないけど､機密情報だからって言う前､少しおかしくなかった?｣
｢あー…まぁ片付けてたら時間がーとかそんな感じだろ｣
｢でもそしたらそういえば良くない?何かありそう…｣
｢何かありそうって…ただ走って疲れてたんだよ｡伊野尾ちゃんは｡｣
ほんとかな､と裕翔が考え込む｡裕翔が人の言葉にここまでなるとは…
ほんとだろうよ､と裕翔を見ながら苦笑いした｡
2人で話を進めていると､家が近くなってくる｡
もう着くのか､と考えていると母さんが見えた｡荷物を自転車のカゴに入れていた｡
｢あ､母さん､俺持つから!｣
急いで走って母さんの近くに行く｡母さんはいいのに､なんて俺に言ってるけど俺は荷物を持つ｡
軽い袋を持ってもう1つ持とうとすると､もう1袋は急に持ち上がった｡
｢裕翔?俺持つからいいのに…｣
｢やまは持てそうにないし､俺持つよ｡｣
｢持てそうにないってなんだよ!｣
裕翔の言葉に笑ってやると母さんは小さくくすりと笑った｡
もう､と思いながら俺と裕翔は玄関に入っていく｡
俺がお礼を言うと裕翔は大丈夫と言葉を返す｡
あとから母さんが裕翔にお礼を言って､また大丈夫です､と優しく笑いながら言った｡そのあと､母さんは部屋の中に入っていった｡
｢なんかやま､お母さんと似てるね｡｣
｢そう?｣
｢俺が持つとやまのお母さんと一緒でいいのに､なんて言ってて思わず笑いそうだった｡｣
と笑いながら裕翔が言うもんだから俺は軽く裕翔の肩に拳をぶつける｡
痛いー､と笑いながら返してくれる裕翔に俺もつられて笑う｡
気をつけて､と裕翔を家に帰し､リビングに入ると母さんにご飯できたと言われ､俺は洗面所に向かった｡
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デカリュク(プロフ) - 山田｢ねぇ待って､高校生が武器持っちゃダメじゃない?｣ 薮｢まぁ､小説の中の話だから｣ 山田｢えぇ…｣ (2021年7月24日 21時) (
レス) id: 97e8ebb4a5 (このIDを非表示/違反報告)
デカリュク(プロフ) - miomiyuさん» 互いに頑張っていきましょうね…!!私もmiomiyuさんの作品見て元気貰ったりします…!!笑 (2021年6月6日 2時) (レス) id: 97e8ebb4a5 (このIDを非表示/違反報告)
デカリュク(プロフ) - miomiyuさん» これからも週に何回ぐらいの頻度かもですが､よろしくお願いします｡いきなりでもとても嬉しかったですよ｡miomiyuさんの言葉に何かから救われた気がしました｡本当にありがとうございます…!! (2021年6月6日 2時) (レス) id: 97e8ebb4a5 (このIDを非表示/違反報告)
miomiyu(プロフ) - デカリュクさん» 良かったです笑デカリュクさんの作品見て私も作品作り頑張ります！笑 (2021年6月6日 2時) (レス) id: 653723af42 (このIDを非表示/違反報告)
デカリュク(プロフ) - miomiyuさん» miomiyuさん…､ありがとうございます…｡なんかコメント見て泣きそうでした…笑 全然綺麗事じゃないですよ｡むしろ私にとっての大切なありがたい言葉です｡本当に励ましの言葉です｡沢山の褒め言葉ありがとうございます…元気出ました｡伝えたい事が伝わってきました｡ (2021年6月6日 2時) (レス) id: 97e8ebb4a5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：デカリュク | 作成日時：2021年4月20日 19時
