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山田side
｢…怖いの?｣
｢えっ｣
いつもの部屋に行くまでの道で俺は聞いた｡光くんは行く間俯いていたから､俺が思ったことを言うとあってたらしく､ちゃんと驚いていた｡
｢だ､だって､皆のこと信頼してなかった俺が悪いんだけど､なんか､嫌われてそうで…｣
｢そんなことないって…多分｣
｢山田!?｣
多分を付け足した｡
だって分かんないもん皆の気持ちなんて｡
みんなも実際どう思ってんだろう…｡俺もうーんと考えているともう部屋の前で｡
着いた?と周りを見渡すけど来たことのある道が後ろにあった｡
早いな､と思ってもう一度前を見ると伊野尾ちゃんが部屋の前に立っていた｡
｢おー2人｡みんな中で待ってる｡｣
｢皆どんな感じだった…?ピリピリしてた…?｣
｢それは自分で見て｡やぶー山田と光きたぁー｣
｢いのちゃん!?｣
俺らを見つけ､光くんの質問を軽く返す伊野尾ちゃん｡そしてすぐさま部屋の中にいるであろう薮くんの名前を呼んだ｡
中からは薮くんの返事が聞こえた｡
｢ほら､俺と山田も入るから｡｣
｢わ､かった…｣
光くんの足が少しだけ前に進んだ｡そして歩幅を大きくして部屋に入る｡
｢みん…な?｣
光くんが疑問形みたいな感じで入ったから､俺はなんだとなり光くんの横から部屋を見る｡
と､なぜか雄也にコアラみたいに抱きついている大ちゃんとそれを見て笑ってる皆がいた｡
｢あの…どういう状態…?｣
｢おぉ､光｡｣
薮くんの声で皆もこっちを向いた｡
すると大ちゃんが光くんを目にすると滝のように涙を流した｡
｢光くぅぅん!!｣
｢えっ!?｣
そしてさっきの雄也と同様､光くんに思いっきり抱きついた｡
光くんは大ちゃんの抱きつかれた衝撃で倒れそうになったがなんとか耐えた｡
｢大ちゃん!?｣
｢良かったぁ､心配したあ!!｣
光くんが驚いて大ちゃんに聞くけど大ちゃんはコアラみたいに抱きついて泣いてそのまんま｡
何､どういうこと?と俺まで戸惑っていると薮くんが話してきた｡
｢光が来る前に雄也が昔あったこと話してくれたんだよ｡…光の状態見たからか知らないけど｡
そしたらあれでさ｡それで俺が光のこと話して､光が来たら大ちゃんが抱きついてって感じ｡｣
へぇ､とあまり分からない説明をされ保留にした｡そして薮くんは光､と声をかけた｡
｢おかえり､皆は雄也同様､お前のこと嫌わないぞ?｣
そういうと光くんは優しい笑顔になった｡
｢ありがとよっ､お前らっ!｣
その声に今度は俺らが光くんと雄也に抱きついた｡
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デカリュク(プロフ) - 山田｢ねぇ待って､高校生が武器持っちゃダメじゃない?｣ 薮｢まぁ､小説の中の話だから｣ 山田｢えぇ…｣ (2021年7月24日 21時) (
レス) id: 97e8ebb4a5 (このIDを非表示/違反報告)
デカリュク(プロフ) - miomiyuさん» 互いに頑張っていきましょうね…!!私もmiomiyuさんの作品見て元気貰ったりします…!!笑 (2021年6月6日 2時) (レス) id: 97e8ebb4a5 (このIDを非表示/違反報告)
デカリュク(プロフ) - miomiyuさん» これからも週に何回ぐらいの頻度かもですが､よろしくお願いします｡いきなりでもとても嬉しかったですよ｡miomiyuさんの言葉に何かから救われた気がしました｡本当にありがとうございます…!! (2021年6月6日 2時) (レス) id: 97e8ebb4a5 (このIDを非表示/違反報告)
miomiyu(プロフ) - デカリュクさん» 良かったです笑デカリュクさんの作品見て私も作品作り頑張ります！笑 (2021年6月6日 2時) (レス) id: 653723af42 (このIDを非表示/違反報告)
デカリュク(プロフ) - miomiyuさん» miomiyuさん…､ありがとうございます…｡なんかコメント見て泣きそうでした…笑 全然綺麗事じゃないですよ｡むしろ私にとっての大切なありがたい言葉です｡本当に励ましの言葉です｡沢山の褒め言葉ありがとうございます…元気出ました｡伝えたい事が伝わってきました｡ (2021年6月6日 2時) (レス) id: 97e8ebb4a5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：デカリュク | 作成日時：2021年4月20日 19時
