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山田side

「うわぁ…」

「あれ、りょうすけにしては点数低くない?」

日曜日の訓練から2日経った。
火曜日の学校の5時間目、小テストを行うと本当に俺なのか、というような最悪な点数が書かれている用紙が俺の机に置いてある。
知念は勿論100点だけど、俺はまさかのその20点下。
知念も言葉が出ないのかうわぁ、という軽い驚きの声が聞こえた。

「知念、俺成績落ちた。」

「早まらないの。これからやってけば5かもよ?」

「どうすればいいんだこの点数…成績落ちた…」

聞いてないな、という顔で知念は俺を見る。
知念は次の授業の荷物取りに行くと俺に言い残し、後ろのロッカーへと向かっていった。
俺はとっくに準備してあるが、目の前の点数を見てまたへこむ。

すると俺のポケットに入っていたスマホがバイブレーションをし始めた。すぐ収まり、なんだと思いながらスマホを覗くと薮くんからで。

《今日の放課後、雄也の豪邸に集まれるか?》

今日は何も無いから集まれると思う…
そう思いながら俺は大ちゃんとのメール画面にしてメールする。

《薮くんが今日集まれるか、だって。大ちゃん行ける?》

簡単に送り、大ちゃんの返事を待っていると横から誰かに画面を見られる。
知念だった。

「知念、今日薮くんが集まれるって言ってるんだけど、知念行ける?」

「行けるよ。大貴のメール画面開いてたのってそれのこと?」

まぁな、と頷くと軽快な音が俺の手にあるスマホから鳴る。そこには《行けるぞ!》と書かれた文がのっていた。

「全員OK…っと。」

薮くんにメールを送る。チンチラのスタンプも謎に添えて。
知念はいつの間にか俺の答案用紙をじいっと見ていた。

「おっ、おい!?何見てんの!!」

「いや、りょうすけ本当に下がったなって思ってさ。」

俺は黙り、正直何かに浮かれてたのか…?と考える。
はい、と答案用紙を返され、直ぐに貰う俺。
なんで下がったんだ、とまた落ち込んでいると知念は目の前から俺の顔をじっと見る。

「な、何。」

「りょうすけ、何か気にかかったことあるんじゃないの?」

「は?」

気にかかる…?俺は何に気にかかったんだよ…
頭を悩ませると薄らと思い出される日曜日のこと。薮くん、伊野尾ちゃん、光くんの3人のことなのかもと思い始める。

「やっぱ何か気にしてたんだ。」

顔分かりやすいね、と言う知念。
分かりやすいのか、俺…と少し恥ずかしさと疑問。
そのときチャイムが鳴った。知念は急いで戻っていき、俺はその3人を考えながら席に着く。

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デカリュク(プロフ) - 山田「ねぇ待って、高校生が武器持っちゃダメじゃない?」 薮「まぁ、小説の中の話だから」 山田「えぇ…」 (2021年7月24日 21時) (レス) id: 97e8ebb4a5 (このIDを非表示/違反報告)
デカリュク(プロフ) - miomiyuさん» 互いに頑張っていきましょうね…!!私もmiomiyuさんの作品見て元気貰ったりします…!!笑 (2021年6月6日 2時) (レス) id: 97e8ebb4a5 (このIDを非表示/違反報告)
デカリュク(プロフ) - miomiyuさん» これからも週に何回ぐらいの頻度かもですが、よろしくお願いします。いきなりでもとても嬉しかったですよ。miomiyuさんの言葉に何かから救われた気がしました。本当にありがとうございます…!! (2021年6月6日 2時) (レス) id: 97e8ebb4a5 (このIDを非表示/違反報告)
miomiyu(プロフ) - デカリュクさん» 良かったです笑デカリュクさんの作品見て私も作品作り頑張ります!笑 (2021年6月6日 2時) (レス) id: 653723af42 (このIDを非表示/違反報告)
デカリュク(プロフ) - miomiyuさん» miomiyuさん…、ありがとうございます…。なんかコメント見て泣きそうでした…笑 全然綺麗事じゃないですよ。むしろ私にとっての大切なありがたい言葉です。本当に励ましの言葉です。沢山の褒め言葉ありがとうございます…元気出ました。伝えたい事が伝わってきました。 (2021年6月6日 2時) (レス) id: 97e8ebb4a5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:デカリュク | 作成日時:2021年4月20日 19時

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