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山田side
｢あぁどうすれば良かったんだぁ!｣
｢…急に大声出さないでよビックリした｡｣
｢…ごめん｡｣
別に平気だけど…､そう机に伏せる俺を呆れ声で言う知念｡
結局あの後皆で色々と話し合ってはみたものの､頭を悩ませることばかりだった｡
｢にしても､僕達の学園の校長は本当に急すぎるし､学園のセキュリティもガバガバ｡さすがの悪党だって驚いちゃうぐらいでしょ｡｣
｢だよな…俺はリーダー…何とかしていかないと…｣
｢何とかって例えば?｣
｢んー…｣
顔を勢いよく上げて考えた｡例えば…例えば…
｢わかんね…｣
｢でしょうね｡｣
あ､りょうすけ､と俺がまた机に伏せようとする俺を知念が止めた｡何だよ…と不満そうに言う俺を見ながらいいから見て､と知念はスマホを見せてきた｡
｢大貴から｡｣
｢大ちゃん?…え､また今日話すの?｣
｢何面倒くさそうに口尖らせてんの｡今日雄也の所行くよ｡｣
｢…へーい｡｣
りょうすけらしくないね､と頭に軽くスマホを乗せられるけど気にしない｡机に顔を伏せないで俺は手で顔を覆った｡
[知念､山田に言っといてほしいんだけど､高木からのメールで今日高木ん家で話し合いするらしい｡ちゃんと山田に言っとけよ｡]
大ちゃんのメール見たけど…何話すんだろ…またあっちの方の校長からなんか言い渡されたのか…｡
もう本当にどうしたらいいんだ俺は…と考えながら俺はまだ手で顔を覆っていた｡
いつの間にか頭に乗せられていたスマホの感覚は無くなっていた｡
そして俺はまた机に伏せた｡前から小さくシャッター音が聞こえたけど､それは気のせいだと信じたい｡
.
.
｢おぉ､来たの｡｣
｢来たのって雄也…話し合いだから来るよ｡｣
｢山田達は偉いね｡｣
｢…うちの校長がご迷惑を…｡｣
｢ははは､どっちが大人で子供なんだか｡｣
くくくっ､と雄也に笑われる｡
何で笑っていられるんだよ､と俺は雄也に向かって小さく呟いた｡雄也は笑っているから気づいてなさそう｡
するとドアが開いた｡
顔を覗かせたのは薮くん達だった｡
｢揃ったのか?随分早いんだな｡何だ､一応先輩の俺らになんか媚でも売ろうかと思ってんのか?｣
笑いながら言われる｡
山田たちはとっくに偉いと思うから媚び売らないよ､と後ろから光くんの笑い声が聞こえてきた｡
だからなんで笑っていられるんだよ､とまた今度は心で思う｡
｢だって､校長が…｣
｢そんなに思ってんのか､大丈夫だ｡もう慣れたからさ｡｣
と薮くんが首を傾げた｡
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デカリュク(プロフ) - 山田｢ねぇ待って､高校生が武器持っちゃダメじゃない?｣ 薮｢まぁ､小説の中の話だから｣ 山田｢えぇ…｣ (2021年7月24日 21時) (
レス) id: 97e8ebb4a5 (このIDを非表示/違反報告)
デカリュク(プロフ) - miomiyuさん» 互いに頑張っていきましょうね…!!私もmiomiyuさんの作品見て元気貰ったりします…!!笑 (2021年6月6日 2時) (レス) id: 97e8ebb4a5 (このIDを非表示/違反報告)
デカリュク(プロフ) - miomiyuさん» これからも週に何回ぐらいの頻度かもですが､よろしくお願いします｡いきなりでもとても嬉しかったですよ｡miomiyuさんの言葉に何かから救われた気がしました｡本当にありがとうございます…!! (2021年6月6日 2時) (レス) id: 97e8ebb4a5 (このIDを非表示/違反報告)
miomiyu(プロフ) - デカリュクさん» 良かったです笑デカリュクさんの作品見て私も作品作り頑張ります！笑 (2021年6月6日 2時) (レス) id: 653723af42 (このIDを非表示/違反報告)
デカリュク(プロフ) - miomiyuさん» miomiyuさん…､ありがとうございます…｡なんかコメント見て泣きそうでした…笑 全然綺麗事じゃないですよ｡むしろ私にとっての大切なありがたい言葉です｡本当に励ましの言葉です｡沢山の褒め言葉ありがとうございます…元気出ました｡伝えたい事が伝わってきました｡ (2021年6月6日 2時) (レス) id: 97e8ebb4a5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：デカリュク | 作成日時：2021年4月20日 19時
