黄色い世界 (ページ20)

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デートページ20

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大っぴらに外には出られない、だけど俺に対する判断材料にしてくれ、そう言ってひかるさんは所謂デートを提案した。

「それに、タピオカ巡りとか女の子いた方が自然じゃんか、、」

大きな身体で、耳を赤くしてそう言うひかるさんは少し可愛かった。

「いいですよ、ひかるさんお休み合わせて行きましょう」

そう言うと、途端に満面の笑みになるひかるさん。

結構わかりやすいのかもしれない。

その場でスケジュールアプリを確認して、提案された日を私もスケジュール帳で確認する。

「あ、この日なら空いてます」

それは、ちょうど平日で。

ひかるさんも過ごしやすいかもしれない。

そう思うと、少しその日が楽しみになった。

ひかるさんは日にちを決めると、

「Aちゃんの負担になるし、俺も明日仕事あるから」

と言って帰っていった。

私もスケジュール帳にひかるさんとの予定を書き込んで、トークアプリでメッセージを送って、眠りについた。

『今日はたくさん驚く事だらけでしたが、とても有意義で楽しかったです。タピオカも楽しみにしてますね』